1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問7

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

混和材料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • フライアッシュを適切に用いると、マスコンクリートの水和熱による温度上昇が小さくなるので、温度応力によるひび割れ発生を抑制する上で有効な材料である。
  • フライアッシュを適切に用いると、コンクリートのワーカビリティーを改善し単位水量を減らすことができる。
  • AE減水剤を適切に用いると、コンクリートのワーカビリティーが改善され、単位水量を減らすことができる。
  • AE減水剤を適切に用いると、寒中コンクリートでは、水セメント比を大きくすることができ、凍害に対して抵抗性を高めることができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問のとおりです。フライアッシュとは石炭火力発電所で微粉炭を燃焼した際に発生する石炭灰のうち、集塵器で採取された灰のことです。

2. 設問のとおりです。フライアッシュは球状でコンクリートやモルタル施工時の流動性が良くなり、ワーカビリティーが向上すると共に、填隙性が良く仕上がり面が滑らかで美しくなります。

3. 設問のとおりです。AE減水剤は、コンクリートの中に小さな空気の泡を連行して、ワーカビリティーを向上させ、当該に対する抵抗力も高めます。

4.誤りです。AE減水剤は設問のとおり、凍害に対する抵抗性を高めますが、これは水セメント比を小さくできるからです。

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02

混和材量に関する問題で「フライアッシュ」と「AE減水剤」について述べています。

フライアッシュとは、石炭火力発電にて微粉炭を燃焼した時に発生する石炭灰で、そのうち集塵器で採取された灰をさします。

AE減水剤とは、空気泡をコンクリート中に混入する混和剤です。

1.適当です。

 本文はフライアッシュの適切使用による効果を説明しています。

2.適当です。

 本文はフライアッシュの適切使用によるワーカビリティの改善について

 述べています。

3.適当です。

 本文はAE剤の適切使用よるワーカビリティの改善について述べています。

4.適当ではありません。

 まず寒中コンクリートでの冷害による抵抗性を高めるのであれば、

 水セメント比は小さくする必要があります。

 AE減水剤は文字通り水セメント比は小さくする効果がありますので、

 本文は適当ではありません。 

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