1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問13
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼管杭の現場溶接の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 溶接時の溶接ワイヤについては、吸湿している場合には強制乾燥して用い、溶接時にはワイヤ突出し長さは30~50mmとしワイヤ突出し長さを短くすると気孔が発生しやすくなる。
- 溶接時の気温については、気温が5℃以下では溶接作業を中止とするが、気温が -10 ~ +5℃の場合で、溶接部から100mm以内の部分がすべて36℃以上に予熱されていれば作業を行うことができる。
- 溶接時の雨や雪については、溶接面に水蒸気が発生し欠陥が生じやすくなるので溶接部が天候の影響を受けないような処置などを行う場合を除いて、降雨、降雪中は溶接作業を行わない。
- 溶接時の風については、溶接部が風の影響を受けないような遮蔽などを行う場合を除いて、風速20m/sec以上では溶接作業を行わない。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.設問の通りです。気温が +5℃以下の場合には、溶接作業を中止とします。ただし、気温が-10℃~+5℃の場合で、溶接部から 100mm 以内の部分が全て+36℃以上に予熱されている場合には、この限りではありません。
3.設問の通りです。降雨・降雪の中で溶接を行うと、溶接面やその隣接面の水濡れや水蒸気の発生により、欠陥を生じやすく、感電の危険も生じるので溶接作業は行いません。
4.誤りです。風によって溶接品質に悪影響を与えるため、遮へい装置が必要です。セルフシールドアーク溶接の場合には10m/sec 以内、ガスシールドアーク溶接の場合には2m/sec 以内とする必要があります。
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02
溶接時の溶接ワイヤについては、吸湿している場合には強制乾燥して用い、溶接時にはワイヤ突出し長さは30~50mmとなります。又、短くすると気孔が発生しやすくなります。
2 . 〇 設問の通りです。
溶接時の気温は、気温が5℃以下では溶接作業を中止しますが、気温が-10~+5℃の場合で、溶接部から100mm以内の部分がすべて36℃以上に予熱されていれば作業を行うことができます。
3 . 〇 設問の通りです。
雨や雪が降ってる際に溶接する時は、溶接面に水蒸気が発生し欠陥が生じやすくなるので溶接部が天候の影響を受けないような処置などを行う場合を除いて、降雨、降雪中は溶接作業は中止するべきです。
4 . × 誤りです。
強風の場合は品質に悪影響を及ぼすので、風が強い場合には風に対する遮へい装置が必要になります。
セルフシールドアーク溶接の場合には10m/sec 以内、ガスシールドアーク溶接の場合には2m/sec 以内とする必要があります。
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03
ワイヤ突出し長さは 30~50mm とします。突出し長さを短くしすぎると、気孔が発生しやすくなります。
2.設問の通りです。
気温が +5℃以下の場合には、溶接作業を行ってはならないです。ただし、気温が-10℃~+5℃の場合で、溶接部から 100mm 以内の部分が全て+36℃以上に予熱されている場合には、この限りではありません。
3.設問の通りです。
降雨・降雪の中で溶接を行うと、溶接面やその隣接面の水濡れや水蒸気の発生により、溶着金属への水素侵入を助長して、欠陥を生じやすいばかりでなく、感電の危険も生じるので溶接作業は中止すべきです。
4.誤りです。
風によって溶接品質に悪影響を及ぼすので、風が強い場合には風に対する遮へい装置が必要です。セルフシールドアーク溶接の場合には10m/sec 以内、ガスシールドアーク溶接の場合には2m/sec 以内とする必要があります。
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