1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問36

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

トンネルの山岳工法における覆工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 型枠の取外し時期を決定するコンクリートの材齢強度は、標準養生の供試体を用いた試験によって確認した強度とする。
  • 覆工コンクリートの打込みは、施工体制や型枠の剛性を考慮した適切な打上がり速度で打ち込み、型枠に偏圧がかからないよう左右均等に、できるだけ水平に連続して打ち込む。
  • 天端部のコンクリートの打込みでは、天端部背面に空隙を残さないために、空隙の発生しそうな部分には空気抜きなどの対策を講ずる必要がある。
  • 覆工の施工時期は、内空変位が収束したことを確認した後に施工することを原則とするが、膨張性地山の場合には変位収束を待たずに早期に覆工を施工する場合もある。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 誤りです。型枠の取外し時期を決定するコンクリートの材齢強度は、養生条件を実際の現場条件と合わせた供試体などにより強度特性を把握し、確認することが必要です。

2 . 設問の通りです。覆工コンクリートの打込みは、型枠に偏圧がかからないよう左右均等に、できるだけ水平に連続して打ち込みます。

3 . 設問の通りです。天端部のコンクリートの打込みでは、天端部背面に空隙を残さないために、空隙の発生しそうな部分には空気抜きなどの対策を講ずる必要があります。

4 . 設問の通りです。覆工の施工時期は、内空変位が収束したことを確認した後に施工することを原則とするが、膨張性地山の場合には早期に覆工を施工する場合もあります。

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02

1.誤りです。型枠脱型のほとんどが間接的な管理方法(材齢による管理、あるいは供試体による管理)によるものです。養生条件を同じにした供試体(温度・風等)から、コンクリートの型枠脱型に適した強度を確保できているか確認します。

2.設問の通りです。コンクリートの打設は、型枠に偏圧がかからないように、左右対称に出来るだけ水平に打込む必要があります。

3.設問の通りです。天端部のコンクリートの打込みでは、天端部背面に空隙が出来る事が懸念されるので、本文の通り空気抜きなどの対策を講ずる必要があります。

4.設問の通りです。内空変位測定及び沈下測定は、初期段階でおおむね1日に1〜2回程度が標準です。また切羽から離れるに従い順次減少させるのが、一般的です。

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03

1 . × 誤りです。
型枠の取外し時期を決定するコンクリートの材齢強度は、同じ養生条件にした供試体で強度を確保できるか確認します。
よって、テストピースが必要となります。

2 . 〇 設問の通りです。
覆工コンクリートの打込みは、施工体制や型枠の剛性を考慮した適切な打上がり速度で打ち込み、型枠に偏圧がかからないよう左右均等に、できるだけ水平に連続して打ち込みます。

3 . 〇 設問の通りです。
天端部のコンクリートの打込みでは、天端部背面に空隙を残さないために、空隙の発生しそうな部分には空気抜きなどの対策を講ずる必要があります。

4 . 〇 設問の通りです。
覆工の施工時期は、内空変位が収束したことを確認した後に施工することを原則とするが、膨張性地山の場合には変位収束を待たずに早期に覆工を施工する場合もあります。

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