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1級土木施工管理技術の過去問 平成30年度 選択問題 問20

問題

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損傷を生じた既設コンクリート構造物の補修に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
断面修復工法は、劣化又は損傷によって喪失した断面やコンクリートの劣化部分を除去し、ポリマーセメントなどで当初の断面寸法に修復する工法である。
   2 .
電気防食工法は、塩害の対策として用いられるが、アルカリシリカ反応と塩害が複合して劣化を生じたコンクリート構造物に適用すると、アルカリシリカ反応を促進することがある。
   3 .
シラン系表面含浸材を用いた表面処理工法は、コンクリート中の水分低減効果が期待できるのでアルカリシリカ反応抑制効果が期待できる。
   4 .
有機系表面被覆工法は、被覆に用いる塗膜に伸縮性があるため、コンクリート中に塩化物イオンが多く浸透した状態での補修に適している工法である。
( 1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問20 )
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この過去問の解説 (2件)

23
【正解4】

1:適当です。断面修復工法は、劣化又は損傷によって喪失した断面やコンクリートの劣化部分を除去し、ポリマーセメントなどで当初の断面寸法に修復する工法です。

2:適当です。電気防食工法は、塩害の対策として用いられるが、アルカリシリカ反応と塩害が複合して劣化を生じたコンクリート構造物に適用すると、アルカリシリカ反応を促進することがあります。

3:適当です。シラン系表面含浸材を用いた表面処理工法は、コンクリート中の水分低減効果が期待できるのでアルカリシリカ反応抑制効果が期待できます。

4:適当ではありません。有機系表面被覆工法は、被覆に用いる塗膜に伸縮性があるため、防水性や遮塩性に優れるものの、コンクリート自体を改質するわけではなく、コンクリート中に塩化物イオンが多く浸透した状態での補修に適している工法ではありません。

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5

「損傷を生じた」既設コンクリート構造物の「補修」に関する問題です。

修復方法と特徴を正しく把握しておきましょう。

1.適当です。

 「断面修復工法」について述べており、この工法は劣化又は損傷によって

 喪失した断面やコンクリートの劣化部分を「除去し」、「ポリマーセメント」

 などで「当初の断面寸法に修復」する工法です。

2.適当です。

 「電気防食工法」について述べており、この工法は「塩害の対策」として

 用いられます。

 「電気防食工法」とは、構造物の表面付近に陽極を設置し、そこから

 コンクリート中の鋼材へ直流電流を流すことによって、電気化学的に

 鋼材表面の腐食電池の形成を抑制することによって、コンクリート構造物の

 劣化を防ぐ工法です。

 ただし、アルカリシリカ反応と塩害が複合して劣化を生じた

 コンクリート構造物に適用すると、アルカリシリカ反応を促進することが

 あります。

3.適当です。

 シラン系「表面含浸材」を用いた「表面処理工法」について述べています。

 「表面含浸材」とは「吸水の抑制」であったり「固化」といった性能を

 コンクリート表層に付与する目的とした浸透性の保護材です。

 コンクリート中の水分低減効果が期待できるので

 「アルカリシリカ反応抑制効果」が期待できます。

4.適当ではありません。

 本文は「コンクリート中に塩化物イオンが多く浸透した状態での補修に

 適している工法」と述べているので、「無機系表面被覆工法」が一般的に

 適しています。

 「無機系表面被覆工法」とは塩化物イオンをはじめとする劣化因子の侵入を

 遮断することを目的とした中塗り材に無機系材料を使用した工法です。

 反対に、防水性や遮塩性を目的とした工法が、「有機系表面被覆工法」です。

 被覆に用いる塗膜に伸縮性があることも特徴です。 

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