1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
選択問題 問10
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 選択問題 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋の重ね継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 横方向鉄筋の継手は、鉄筋を直接接合する継手を用いることとし、原則として重ね継手を用いてはならない。
- 重ね継手を設ける場合は、コンクリートのゆきわたりをよくするために、できるだけ同一断面に集中して配置する。
- 重ね継手部分を焼なまし鉄線で緊結する際の焼なまし鉄線を巻く長さは、コンクリートと鉄筋の付着強度が低下しないよう、適切な長さとし、必要以上に長くしない。
- 継足しのために構造物から露出させておく鉄筋は、セメントペーストを塗ったり、高分子材料の皮膜で包んだりして、損傷、腐食などから保護しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.適当。問題文の通りです。
2.誤り。鉄筋は引張力に対して配置しているので、鉄筋端部が同一断面に集中するとひび割れが発生しやすくなるため、継手位置はずらす必要があります。また、力の大きい断面を避けることも原則とします。
3.適当。問題文の通りです。
4.適当。問題文の通りです。
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02
1→設問の通りです。
横方向鉄筋の継手は、鉄筋を直接接合する継手を用いることとし、原則として重ね継手を用いてはなりません。
(コンクリート標準示方書(設計編)土木学会P369 参照)
2→誤りです。
鉄筋は引張力に対して配置しているので、鉄筋端部が同一断面に集中するとひび割れ(鉄筋の膨張、収縮)が発生しやすくなるため、継手位置は千鳥に配置することを基本とします。
また、力の大きい断面を避けることも原則とします。
3→設問の通りです。
重ね継手部分を焼なまし鉄線で緊結する際の焼なまし鉄線を巻く長さは、コンクリートと鉄筋の付着強度が低下しないよう、適切な長さとし、必要以上に長くしません。
4→設問の通りです。
継足しのために構造物から露出させておく鉄筋は、セメントペーストを塗ったり、高分子材料の皮膜で包んだりして、損傷、腐食などから保護しなければなりません。
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