1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問30
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装における補修工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 鋼床版上にて表層・基層打換えを行うときは、事前に発錆状態を調査しておき、発錆の程度に応じた経済的な表面処理を施して、舗装と床版の接着性を確保する。
- 線状打換え工法で複数層の施工を行うときは、既設舗装の撤去にあたり、締固めを行いやすくするため、上下層の撤去位置を合わせる。
- 既設舗装上に薄層オーバーレイ工法を施工するときは、舗設厚さが薄いため混合物の温度低下が早いことから、寒冷期等には迅速な施工を行う。
- ポーラスアスファルト舗装を切削オーバーレイ工法で補修するときは、切削面に直接雨水等が作用することから、原則としてゴム入りアスファルト乳剤を使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
道路のアスファルト舗装における補修工法に関する設問です。
適当です。
設問の通り、鋼床版上にて表層・基層打換えを行うときは、事前に発錆状態を調査しておき、発錆の程度に応じた経済的な表面処理を施して、舗装と床版の接着性を確保します。
一般的に、高速道路や橋梁が対象になります。
不適当です。
線状打換え工法で複数層の施工を行うときは、既設舗装の撤去にあたり、上下層の撤去位置をずらします。
撤去位置を合わせると、弱点が集中してしまい劣化の原因になってしまいます。
適当です。
薄層オーバーレイ工法の施工は打換工法などよりも舗設厚さが薄くなるため、混合物の温度低下が早くなります。
したがって、寒冷期等は迅速な施工を行います。
適当です。
設問の通り、ポーラスアスファルト舗装を切削オーバーレイ工法で補修するときは、切削面に直接雨水等が作用することから、原則としてゴム入りアスファルト乳剤を使用します。
ポーラスアスファルト舗装は空隙が多い混合物を使用しているので、雨水等の浸入が大きく影響してしまいます。
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02
道路のアスファルト舗装における補修工法に関する設問です。
適当です。
鋼床版上にて表層・基層打換えを行うときは、事前に発錆状態を調査しておき、発錆の程度に応じた経済的な表面処理を施して、舗装と床版の接着性を確保します。
不適当です。
線状打換え工法で複数層の施工を行うときは、既設舗装の撤去にあたり、締固めを行いやすくするため、上下層の撤去位置をずらします。
適当です。
既設舗装上に薄層オーバーレイ工法を施工するときは、舗設厚さが薄いため混合物の温度低下が早いことから、寒冷期等には迅速な施工を行います。
適当です。
ポーラスアスファルト舗装を切削オーバーレイ工法で補修するときは、切削面に直接雨水等が作用することから、原則としてゴム入りアスファルト乳剤を使用します。
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03
補修工法の種類と目的をセットで理解しましょう。
適当です。
鋼床版上の舗装打換えでは、床版との密着性が非常に重要です。そのため、事前に床版の発錆状態を調査し、適切な表面処理を行うことで、舗装と床版の接着性を確保する必要があります。
適当ではありません。
線状打換え工法では、上下層の撤去位置を合わせる必要はありません。むしろ、上下層の撤去位置をずらして施工することで、継ぎ目の位置を分散させ、舗装の強度を向上させることができます。
適当です。
薄層オーバーレイ工法は、舗設厚さが薄いため、混合物の温度が低下しやすく、品質に影響を与える可能性があります。そのため、寒冷期など低温期には、迅速な施工を行う必要があります。
適当です。
ポーラスアスファルト舗装は、空隙率が高いため、切削面が露出すると雨水が浸透しやすく、基層の劣化を早める可能性があります。そこで、ゴム入りアスファルト乳剤を使用することで、切削面の防水性と密着性を高め、基層を保護します。
線状打換え工法: 既存舗装の一部を線状に除去し、新しい舗装を施工する工法です。
薄層オーバーレイ工法: 既存舗装の上に薄い層のアスファルト混合物を重ねて補修する工法です。
ポーラスアスファルト舗装: 空隙率が高く、排水性や騒音低減効果に優れた舗装です。
ゴム入りアスファルト乳剤: ゴムを添加したアスファルト乳剤で、防水性や密着性に優れています。
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