1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
必須問題 問16

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 必須問題 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

レディーミクストコンクリートの受入れ検査に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 荷卸し時のフレッシュコンクリートのワーカビリティーの良否を、技術者による目視により判定した。
  • コンクリートのコンシステンシーを評価するため、スランプ試験を行った。
  • フレッシュコンクリートの単位水量を推定する試験方法として、エアメータ法を用いた。
  • アルカリシリカ反応対策を確認するため、荷卸し時の試料を採取してモルタルバー法を行った。

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この過去問の解説 (2件)

01

レディーミクストコンクリートの受入れ検査において重要なポイントは、

各試験方法の目的と適用範囲を正しく理解することです

選択肢1. 荷卸し時のフレッシュコンクリートのワーカビリティーの良否を、技術者による目視により判定した。

適当です。

ワーカビリティーの確認には目視が補助的に用いられることがあり、

特に異常がないかの初歩的な判断に役立ちます。

他にスランプ試験も併用される場合が多いです。

選択肢2. コンクリートのコンシステンシーを評価するため、スランプ試験を行った。

適当です。

スランプ試験はフレッシュコンクリートのコンシステンシーや流動性の確認に適した方法で、

施工性の判断に用いられます。

選択肢3. フレッシュコンクリートの単位水量を推定する試験方法として、エアメータ法を用いた。

適当です。

エアメータ法はコンクリート中の空気量を測定する方法でありますが、

コンクリートの単位容積質量の違い から単位水量を推定することができます。

選択肢4. アルカリシリカ反応対策を確認するため、荷卸し時の試料を採取してモルタルバー法を行った。

不適当です。

モルタルバー法は長期的なアルカリシリカ反応の膨張リスクを評価するための試験ですが、

受入れ検査で行うことはありません。

まとめ

この問題は特に、ワーカビリティ、コンシステンシー、単位水量、化学反応への対策確認など、

検査内容に適合する試験方法の選定が求められます。

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02

レディーミクストコンクリート(生コンクリート)の受入れ検査における適切な検査手法の知識が問われています。

フレッシュコンクリートの品質を確保するため、適切な試験方法とその目的を正しく理解することがポイントです。

選択肢1. 荷卸し時のフレッシュコンクリートのワーカビリティーの良否を、技術者による目視により判定した。

適当です。
フレッシュコンクリートのワーカビリティー(作業性)は、目視による簡易的な評価が現場で行われることがあります。

ただしこれだけでは正確な判定が難しいため、スランプ試験などの補助的な試験を併用することが一般的です。

この記述は正しいです。

選択肢2. コンクリートのコンシステンシーを評価するため、スランプ試験を行った。

適当です。
スランプ試験は、コンクリートのコンシステンシー(流動性)を評価する標準的な試験方法です。

受入れ検査で広く使用され、品質を確認するために必要な検査項目となっています。

この記述は正しいです。

選択肢3. フレッシュコンクリートの単位水量を推定する試験方法として、エアメータ法を用いた。

適当です。
エアメータ法は、フレッシュコンクリートの単位水量を推定するための試験方法として適切です。

空気量の測定にも用いられる方法で、受入れ検査でよく利用されます。

この記述は正しいです。

選択肢4. アルカリシリカ反応対策を確認するため、荷卸し時の試料を採取してモルタルバー法を行った。

不適当です。
モルタルバー法は、コンクリートのアルカリシリカ反応の長期的な膨張性を評価するために実験室で行う試験方法です。

荷卸し時の試料を用いて即時に確認することはできません。

この記述は間違いです。

まとめ

この問題ではレディーミクストコンクリート(生コンクリート)の受入れ検査において、適切な検査方法やその用途についての理解を確認することです。

受入れ検査では、フレッシュコンクリートの品質を迅速かつ正確に把握するため、現場で実施可能な試験方法が採用されます。

コンクリートの品質管理は、安全で耐久性のある構造物を建設するために重要です。

特に受入れ検査では、試験方法の特性と目的を正しく理解し、迅速な対応が可能な方法を適切に選択することが求められます。

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