1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
必須問題 問17
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 必須問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事に伴い発生する濁水の処理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 発生した濁水は、沈殿池等で浄化処理して放流するが、その際、濁水量が多いほど処理が困難となるため、処理が不要な清水は、できるだけ濁水と分離する。
- 建設工事からの排出水が一時的なものであっても、明らかに河川、湖沼、海域等の公共水域を汚濁する場合、水質汚濁防止法に基づく放流基準に従って濁水を処理しなければならない。
- 濁水は、切土面や盛土面の表流水として発生することが多いことから、他の条件が許す限りできるだけ切土面や盛土面の面積が大きくなるよう計画する。
- 水質汚濁処理技術のうち、凝集処理には、天日乾燥、遠心力を利用する遠心脱水機、加圧力を利用するフィルタープレスやベルトプレス脱水装置等による方法がある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
この問題のポイントは、濁水の適切な処理方法やその法的要件、さらに技術的な手段に対する理解です。
適当です。
沈殿池を用いた濁水の浄化処理は一般的な手法で、濁水量が増えると処理が難しくなるため、
処理不要な清水を濁水と分離することが推奨されます。
不適当です。
建設工事からの排出水が一時的なものであっても、
明らかに河川、湖沼、海域等の公共水域を汚濁する場合、水質汚濁防止法に基づく排水基準に従って処理しなければなりません。
不適当です。
切土面や盛土面の面積が大きくなると、表流水としての濁水の発生量が増加し、濁水処理が難しくなります。
そのため、実際には切土面や盛土面の面積を最小限に抑えることが望ましいです。
不適当です。
凝集処理自体は濁水中の微細な浮遊物質を集めるための処理であり、
天日乾燥や脱水機は凝集処理後の沈殿物や汚泥の処理に適用されます。
適切な濁水処理には法規制の理解と処理技術の適用方法の確認が必要で
誤解に基づく処理計画では環境保護に十分寄与できません。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問16)へ
令和5年度問題一覧
次の問題(問18)へ