第一種衛生管理者の過去問
平成30年10月公表
労働生理 問41
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成30年10月公表 労働生理 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 眼は、周りの明るさによって瞳孔の大きさが変化して眼に入る光量が調節され、暗い場合には瞳孔が広がる。
- 眼は、硝子体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしている。
- 角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばないものを乱視という。
- 網膜には、明るい所で働き色を感じる錐状体と、暗い所で働き弱い光を感じる杆状体の2種類の視細胞がある。
- ヒトの眼をカメラに例えると、虹彩は、しぼりの働きをする。
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この過去問の解説 (3件)
01
文中の「硝子体」の部分が誤りで正しくは「水晶体」です。「硝子体」は水晶体の後方の内腔を埋めるゼリー状の組織です。眼球の形を保つ役割を担っています。
他の選択肢、1,3,4,5は文のとおりで正しい記述となっています。
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02
1.◯
記載のとおりです。瞳孔は明るさによって大きさが変化します。明るいところでは、瞳孔径は小さくなります(縮瞳)。眩しいところでは瞳孔を縮めて眼の中にはいる光の量を少なくしている、とイメージすると覚えやすいです。暗いところでは瞳孔径は広がります(散瞳)。
2.×
誤りです。眼は【水晶体の厚さ】を変えることにより、焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしています。
3.◯
記載の通りです。
4.◯
正しい記載です。網膜には錐状体と杆状体という2種類の視細胞があります。錐状体は明るいところで働き、色を感じます。一方、杆状体は暗いところで働き、弱い光を感じます。
5.◯
正しい記載です。虹彩は眼に入る光の量の調節をしています。つまりカメラに例えると、しぼりと同じ働きをしています。
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03
2:×
3:○
4:○
5:○
正しくは、「眼は、水晶体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしている。」です。硝子体ではありません。
その他は文の通りです。
よって、2が誤った選択肢です。
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