第一種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働生理 問10

正しい選択肢です。

ノンレム睡眠は、安らかな眠りで、この状態では眼球は動いておらず、脳が休んだ状態となっています。

そのため、ノンレム睡眠が不十分な場合は脳が休息できていないため、日中に眠気を催します。

正しい選択肢です。

副交感神経系は、心拍数を減少し、消化管運動を亢進させて活性化します。

休息や睡眠状態に活動し、身体の機能を回復に向けて働く神経系です。

休息時の回復に必要な栄養素をより多く確保するため、消化管に対して運動を亢進させます。

正しい選択肢です。

睡眠と覚醒のリズムのように、約１日の周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといいます。

このリズムの乱れは疲労や睡眠障害の原因となります。

正しい選択肢です。

就寝直前の過食は、消化のため内臓の働きが活発になるため睡眠による休息を妨げます。

また、肥満の原因にもなります。

睡眠と覚醒のリズムの調節に関与しているホルモンはメラトニンです。

よって、誤った選択肢です。

これは正しい選択肢となります。

レム睡眠は急速な眼球運動を伴う睡眠で、浅い睡眠となっています。

逆にノンレム睡眠は眼球運動を伴わない睡眠で、深い睡眠となっています。

そのため、ノンレム睡眠が不十分な場合は脳と眼球が休息できていないため、日中に眠気を催しやすいです。

これは正しい選択肢となります。

副交感神経は簡単に言うと体の機能全体をリラックスさせる（抑制させる）神経です。

しかし、消化器の運動だけは亢進されます。

これは正しい選択肢となります。

生物が一定の周期で24時間ごとに繰り返す、

生理的なリズムのことをサーカディアンリズム（概日リズム）といいます。

このリズムは、外部の環境や日光の変化に応じて、

体内の様々な生理機能が調整される生物学的な時計の働きによって制御されています。

しかし、時差ボケや不規則な生活、明るい光、ストレスなどの原因によってサーカディアンリズムが乱れ、睡眠障害を起こします。

この睡眠障害のことを概日リズム睡眠障害といいます。

これは正しい選択肢となります。

過食によって多くのカロリーが摂取されると、体内のエネルギー代謝が活発になります。

睡眠時には体温が下がり始めますが、エネルギーの過剰摂取によって体温が上昇し、寝付きが悪くなることがあります。

これは誤りの選択肢となります。

睡眠と覚醒のリズムに関与しているのは、

脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンになります。

セクレチンは膵臓や胃などの消化器官で産生されるホルモンの一種です。

主に消化器官の機能を調節する役割を果たします

設問の通りです。

ノンレム睡眠は体と脳が疲労回復するための深い眠りです。

このノンレム睡眠が不十分だと、疲れも眠気も取れずに日中に眠気を催しやすくなります。

設問の通りです。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

片方が亢進すると片方が低下するなどアクセルとブレーキのような働きをします。

睡眠時には副交感神経が優位となり、身体を回復するために心拍数を落ち着かせ、消化菅運動を亢進して腸の動きが活発となります。

設問の通りです。

概日リズム睡眠障害とは、体内時計と昼夜のサイクルが合わず、適切な時間に睡眠をとることが出来ないなど日常生活に困難をきたすような睡眠障害です。

設問の通りです。

就寝時間に近い時間での過食はエネルギーの取り過ぎによる肥満だけでなく、消化活動が睡眠を妨げることで睡眠不足や不眠を招くことにつながります。

誤りです。

×セクレチン→〇メラトニン

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモン。睡眠・覚醒のリズム調整をする働きがあります。

セクレチンは十二指腸から分泌されるホルモンです。

正しいです。文のとおりです。

レム睡眠とは、脳が活発に働いており、

記憶の整理や定着が行われている睡眠段階です。

急速眼球運動を伴います。

ノンレム睡眠とは、大脳が休息していると考えられており、

急速眼球運動を伴わない睡眠段階です。

疲労回復に重要な役割を果たすと言われています。

つまり、ノンレム睡眠が十分にとれていないと疲れが残っており、

眠気を催しやすくなります。

正しいです。文のとおりです。

正しいです。文のとおりです。

正しいです。文のとおりです。

食事は寝る２～3時間前に済ませておくことが大切です。

夜間は消化酵素の分泌が減少するため、

過食は消化しきれなかった食物が胃に残り、不眠につながります。

また、空腹でも睡眠不足の原因になります。

誤りです。

睡眠と覚醒のリズム調節に関与しているホルモンはメラトニンで、

脳の松果体から分泌されています。

セクレチンは胃腸ホルモンの一つです。

十二指腸から分泌されます。

膵液の分泌を促し、胃液の分泌を抑えます。

入眠の直後にはノンレム睡眠が生じ、これが不十分な時には、日中に眠気を催しやすいです。

レム睡眠は、睡眠中眼球が動いている浅い眠りで、脳は活発な状態です。

ノンレム睡眠は、眼球が動いていない深い眠りで、脳は休んでいる状態です。

副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し、消化管の運動を亢（こう）進します。

睡眠と覚醒のリズムは、体内時計により約1日の周期に調節されており、体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠の障害を、概日リズム睡眠障害といいます。

概日リズムはサーカディアンリズムともいい、概日リズム睡眠障害はサーカディアンリズム睡眠障害ともいいます。

睡眠と食事は深く関係しているため、就寝直前の過食は、肥満のほか不眠を招くことになります。

脳下垂体から分泌されるメラトニンは、夜間に分泌が上昇するホルモンで、睡眠と覚醒のリズムの調節に関与しています。