第一種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働生理 問2

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この過去問の解説 (3件)

01

神経系の分野では、出題パターンが限られています。何度も解いて問題に慣れましょう。

選択肢1. 神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経節といい、末梢(しょう)神経系では神経核という。

誤りです。

神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経核といい、末梢神経系では神経節といいます。

選択肢2. 大脳の外側の皮質は、神経細胞の細胞体が集合した灰白質で、感覚、運動、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

正しいです。

ちなみに、大脳の内側の髄質は、神経線維の多い白質で、刺激の伝達経路として機能します。

選択肢3. 副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し、消化管の運動を亢(こう)進する。

正しいです。

選択肢4. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系とに分類され、各種臓器に対して両方の神経が支配している。

正しいです。

交感神経と副交感神経は相反する作用を有しており、各種臓器に両方の神経が分布しています。

選択肢5. 体性神経には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。

正しいです。

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02

神経系に関する問題です。

選択肢1. 神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経節といい、末梢(しょう)神経系では神経核という。

神経節とは、末梢神経の神経線維束の途中にあり、神経細胞の細胞体が集合しています。一方、神経核とは、中枢神経系で神経細胞の細胞体が集合しているところをいいます。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

 

選択肢2. 大脳の外側の皮質は、神経細胞の細胞体が集合した灰白質で、感覚、運動、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

大脳の皮質とは、大脳の外側の「灰白質の部分」のことをいい、神経細胞の細胞体が集まって、感覚、思考などの作用を支配する中枢として機能しています。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢3. 副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し、消化管の運動を亢(こう)進する。

副交感神経の亢進時は、「消化管の運動を促進」させ、一方、心臓の働きは緩やかにし、「心拍数を減少」させます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢4. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系とに分類され、各種臓器に対して両方の神経が支配している。

自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、双方の神経系は各種臓器に対して相反する作用があります。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢5. 体性神経には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。

体性神経には、運動と感覚に関与、すなわち中枢神経からの命令を運動器官に伝える「運動神経」と感覚器官からの情報を中枢神経に伝える「感覚神経」があります。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

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03

神経系に関する問題です。

内容を整理しておきましょう。

選択肢1. 神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経節といい、末梢(しょう)神経系では神経核という。

誤りです。

中枢神経系は「神経核」で、末梢神経系は「神経節」です。

選択肢2. 大脳の外側の皮質は、神経細胞の細胞体が集合した灰白質で、感覚、運動、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢3. 副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し、消化管の運動を亢(こう)進する。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢4. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系とに分類され、各種臓器に対して両方の神経が支配している。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢5. 体性神経には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。

正しいです。

記述のとおりです。

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