第二種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生 問20
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
一次救命処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、あごを下方に押さえる。
- 呼吸を確認して普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合や約1分間観察しても判断できない場合は、心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する。
- 人工呼吸が可能な場合、心肺蘇生は、胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を繰り返して行う。
- 胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に少なくとも60回のテンポで行う。
- AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合には、人工呼吸や胸骨圧迫は、一切行う必要がない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 誤っています。
気道確保は、傷病者の額を抑えながら、指先二本を傷病者のアゴの先端に当てて持ち上げます。
2. 誤っています。
呼吸の確認は、10秒以内に実施します。1分では遅すぎます。
3. 正しいです。
本肢の説明の通りになります。
4. 誤っています。
胸が少なくとも5~6㎝沈む強さで圧迫し、1分間に少なくとも100~120回のテンポで行います。
5. 誤っています。
一切行う必要がないのではなく、まず音声ガイダンスに従い、胸骨圧迫を開始し、心肺蘇生を続けることです。諦めてはなりません。
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02
1.正しくない
傷病者のそばにしゃがみ、片手を額から前頭部にかけて当て、下に押すと同時に左手をあごの先端に掛けて上に引きます。
2.正しくない
呼吸の有無の確認は「10秒以内」に行うようにします。
3.正しい
心肺蘇生は、胸骨圧迫「30回」に人工呼吸「2回」を繰り返します。
4.正しくない
胸骨圧迫は、1分間に少なくとも「100回」のテンポで行います。
5.正しくない
AEDのメッセージにしたがって、必要に応じて人工呼吸や胸骨圧迫を行います。
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03
文のとおりです。
他の選択肢については、以下のとおりです。
1.誤っています。
正しくは、傷病者の額をおさえながら、指先を傷病者の顎の先端にあてて持ち上げます。
2.誤っています。呼吸の有無の確認は「10秒以内」でなければなりません。
4.誤っています。文中の「1分間に少なくても60回のテンポ」の部分が誤りで、正しくは「1分間に少なくても100回のテンポ」です。
5.誤っています。AEDの音声に従い、胸骨圧迫を蘇生まで続ける必要があります。
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