第二種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生 問19

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
  • ウイルスの感染性は、長時間煮沸しても失われない。
  • 潜伏期間は、2~3時間である。
  • 発生時期は、冬季が多い。
  • 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 4

1. 誤っています。

人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。食品中の増殖ではありません。なお、ノロとは、発見された地名から付けられました。

2. 誤っています。

長時間の加熱処理で死滅してしまいます。

3. 誤っています。

潜伏期間は、24~48時間になります。

4. 正しいです。

11月頃から流行し、12~2月にピークを迎えます。通年発生します。

5. 誤っています。

神経症状ではなく、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐が激しく起こります。よって、誤りです。

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02

正しいものは4です。
文のとおりです。

他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。文中の「食品中で増殖」という部分があやまりです。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖します。

2.誤りです。煮沸消毒ということばがあるくらいです。ウイルスや細菌の多くは熱に弱いため有効です。ほとんどの細菌やウイルスは死滅します。

3.誤りです。潜伏期間は1日~2日です。

5.誤りです。主な症状は「嘔吐」や「下痢」です。

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03

「ノロウイルス」に関する問題です。

1.正しくない
 ノロウイルスは、主にヒトの体内(主に、小腸下部)で増殖します。

2.正しくない
 ウイルスのほとんどが、煮沸にて死滅します。

3.正しくない
 潜伏期間は、1~2日間とされています。

4.正しい
 正しい記述です。

5.正しくない
 主な症状は、「嘔吐」や「下痢」です。

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