第二種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生 問18
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
熱傷の救急処置等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 熱傷は、Ⅰ~Ⅲ度に分類され、Ⅰ度は水疱ができる程度のもので、強い痛みと灼熱感を伴う。
- 熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。
- 水疱ができたときは、周囲に広がらないように破って清潔なガーゼや布で軽く覆う。
- 化学薬品がかかった場合は、直ちに中和剤により中和した後、水で洗浄する。
- 高温のアスファルトやタールが皮膚に付着した場合は、水をかけて冷やしたりせず、早急に皮膚から取り除く。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しくない
Ⅰ度は、皮膚表面の火傷で、皮膚が赤くなり、ひりひり痛む状態です。
2.正しい
正しい記述です。
3.正しくない
水疱を破ってはいけません。
体内の全血液量の「3分の1」が急激に失われると、生命に危険が及びます。
4.正しくない
水で洗い流すことが推奨されており、中和剤を使用してはいけません。
5.正しくない
皮膚がはがれるおそれがあるので、応急処置としては冷やすようにします。
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02
文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。文中の「Ⅰ度」の部分が誤りで正しくは「Ⅱ度」です。Ⅰ度はちょっと赤くなるという感じの症状です。
3.誤りです。水疱は自分で破らず、医師の判断に任せます。自分で行った場合、感染症になる可能性もあるからです。
4.誤りです。中和剤は用いず、水で洗浄します。
5.誤りです。冷やすことが先決です。自分で取り除こうとすることで、かえって皮膚を傷めてしまう場合があります。
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03
1. 誤っています。
本問肢の熱傷の程度は、Ⅱ度になります。
2. 正しいです。
何と言いましても、冷水をかけることです。過剰の冷却は体温を下げてしまいますので、要注意です。
3. 誤っています。
水泡は破ってはなりません。ガーゼなどで包みましょう。
4. 誤っています。
化学薬品による火傷は、中和剤等の処置ではなく、水で洗い流します。よって、誤りです。
5. 誤っています。
早急に皮膚から取り除きますと、剥がれ落ちてしまいますので、そのまま冷やしましょう。
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