第二種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働生理 問24
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
脂肪の分解・吸収及び脂質の代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 胆汁は、アルカリ性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。
- 脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素である膵アミラーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の絨毛から吸収される。
- 肝臓は、コレステロールとリン脂質を合成し、また、余剰の蛋白質と糖質を中性脂肪に変換する。
- コレステロールやリン脂質は、細胞膜の成分となる。
- 脂質は、糖質や蛋白質に比べて多くのATPを産生するエネルギー源となるが、摂取量が多すぎると肥満の原因となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しい
正しい記述です。
2.正しくない
膵臓から分泌される消化液である、「リパーゼ」という酵素の作用で分解され、脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の腸壁から吸収されます。
3.正しい
正しい記述です。
4.正しい
正しい記述です。
5.正しい
正しい記述です。
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02
1. 正しいです。
胆汁の説明の通りです。なお、胆汁は約600mlが分泌されるとのことです。
2. 誤りになります。
分泌される消化酵素はリパーゼで、小腸の絨毛ではなく腸管から吸収されます。
3. 正しいです。
肝臓の三大作用は、①物質の代謝 ②解毒 ③胆汁の生成があります。本肢の説明の通りになります。
4. 正しいです。
細胞膜に溜まりますと、肥満の原因になります。
5. 正しいです。
アデノシン三リン酸は、エネルギー生成の根幹になります。
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03
文中の「膵アミラーゼ」の部分が誤りで正しくは「リパーゼ」です。また吸収ですが「小腸の絨毛」とありますが正しくは「小腸絨毛上皮細胞」です。
他の選択肢1,3,4,5については文のとおりで正しいものとなっています。
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