第二種衛生管理者の過去問
平成31年4月公表
労働生理 問26

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成31年4月公表 労働生理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、正常値に男女による差がないとされているものはどれか。
  • 赤血球数
  • ヘモグロビン量
  • 血小板数
  • 基礎代謝量
  • ヘマトクリット値

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3

男性ホルモンにより造血因子のひとつであるエリスロポイエンが活発になり、1の赤血球や2のヘモグロビン量、5のヘマトクリット値(血液に占める赤血球の体積の割合)は男性が女性より高くなります。ヘモグロビンは赤血球に含まれており、血液中で酸素を運ぶ役割を持つたんぱく質の一種です。ヘモグロビン量の数値が低いと貧血状態になります。

4の基礎代謝量については、男性ホルモンであるテストステロンの筋肉を増大させる作用により、筋肉量の多い男性が基礎代謝が高いとされています。

これに対し、3の血小板数については男女の性別による差はないとされています。血小板は止血に大きくかかわり、少ないと出血したときに血が止まりにくくなります。

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02

正解は「3」です。
血小板数の正常値において、男女の差はありません。

その他の選択肢については、
男性ホルモンには腎臓でのエリスロポイエチン(造血因子)の産生を促す働きがあるため、男性は女性に比べて「1.赤血球数」「2.ヘモグロビン量」「5.ヘマトクリット値」が高くなります。
また、男女における骨格筋量の差から、男性の方が女性よりも「4.基礎代謝量」が高い傾向があります。

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03

1:×
2:×
3:○
4:×
5:×

血小板は男女による差がありません。
その他は全て男性の方が多くなっています。
よって、正解は3です。

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