第二種衛生管理者の過去問
平成31年4月公表
労働生理 問27
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成31年4月公表 労働生理 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 眼をカメラに例えると、虹(こう)彩はしぼりの働きをする。
- ヒトの眼は、硝子体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしている。
- 角膜が歪(ゆが)んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばないものを乱視という。
- 網膜には、錐(すい)状体と杆(かん)状体の二種類の視細胞がある。
- 視作業の継続により、前額部の圧迫感、頭痛、複視、吐き気、嘔(おう)吐などの眼精疲労を生じ、作業の継続が困難になることがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:2
眼をカメラに例えると、角膜・水晶体(レンズ)-虹彩(しぼり)-網膜(フィルム・センサー)という関係になります。
焦点距離の調節はレンズにあたる水晶体によって行われますので、2が誤りになります。
乱視は角膜や水晶体にゆがみや凹凸が生じ、網膜で焦点が結ばれないときに起こります。
網膜にある視細胞は錐体細胞と杆体細胞があり、錐体細胞が色を、杆体細胞が明暗を感知します。
視作業を継続することで、眼精疲労が生じ、5のような症状が現れることがあります。
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02
ヒトの眼は、水晶体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしています。
その他の選択肢については以下の通りです。
1:眼をカメラに例えると、虹(こう)彩はしぼりの働きをしており、外から眼球に入る光の量を加減しています。
3:角膜が歪(ゆが)んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばないものを乱視と言います。
4:錐体と桿体は機能する場所や色の識別などについて性質が異なり、錐体は明るい場所で機能し色を見分けますが、
一方で桿体は暗い場所で機能し色を見分けることはできません。
5:視作業の継続により、前額部の圧迫感、頭痛、複視、吐き気、嘔(おう)吐などの眼精疲労を生じ、作業の継続が困難になることがあります。
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03
2:×
3:○
4:○
5:○
ヒトの眼で、焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶために厚さを変えるものは、水晶体です。
よって、2が誤った選択肢です。
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