第二種衛生管理者の過去問 令和5年4月公表 労働生理 問7
この過去問の解説 (3件)
感覚および感覚器に関する問題です。
正しい選択肢です。
眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は遠視です。
逆に、眼軸が長過ぎるために平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態が近視です。
正しい選択肢です。嗅覚と味覚は化学感覚です。
物質の化学的性質を認知でき、鋭敏なため微量でも認知することができますが、反面、疲労しやすく慣れて鈍感になってきます。
温度感覚は一般に、冷覚の方が温覚よりも鋭敏です。
よって、誤った選択肢です。
正しい選択肢です。
深部感覚とは、皮膚や粘膜の表面ではなく、身体の深部にある筋肉や腱などで受ける感覚です。
具体的には、筋・腱・関節などで認識されます。
正しい選択肢です。
中耳にある鼓室は耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれています。
トンネルやエレベータの急な昇降などで中耳の内圧と外気圧に差が生じると、耳鳴りなどの原因となります。
労働生理は全般的に出題パターンがある程度決まっています。
過去問をしっかりとやり込むことが一番の対策です。
感覚器に関する労働生理の問題です。
遠視とは、平行光線が網膜の後方に像を結ぶ屈折状態のことを言います。一般にみられるのは眼軸長(眼球の長さ)が短い軸性遠視です。
近視とは、平行光線が網膜よりも手前で焦点を結ぶことで、ピントが網膜に合わない状態をいいます。
耳は、外耳・中耳・内耳に分かれています。
外耳は耳たぶ(耳介)と外耳道(耳の穴)から成ります。その奥に鼓膜があります。
中耳は鼓膜の奥、鼓室と呼ばれる小さい部屋から成ります。鼓室は耳管とつながっており、鼻の後方で鼻咽頭とつながります。耳管は鼓膜の内外の気圧を等しく保つ役割をしています。
内耳は中耳のさらに奥、聴覚や平衡感覚に関わる器官が存在します。
設問の通りです。
設問の通りです。
いわゆる「五感」とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を言います。この内、嗅覚と味覚は、化学物質が感覚を引き起こす刺激となります。まとめて化学感覚と言われます。
誤りです。
温度感覚は熱いものや空気などに触れたときに熱いと感じる感覚。冷覚は冷たいものや空気などに触れた時に冷たいと感じる感覚です。
一般的に、冷覚のほうが温度感覚よりも鋭敏です。どちらの感覚も、一定の温度を超えると痛覚のほうが優位となって痛いと感じます。
設問の通りです。
深部感覚は、筋肉や腱など皮膚より深い部分にある受容器から感じる感覚です。運動感覚や位置感覚、振動感覚などの種類があります。
設問の通りです。
感覚、感覚器に関する問題です。
感覚器といった場合、目・耳・鼻・舌・皮膚が入ります。
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。文のとおりです。
眼軸とは眼球の長軸を指します。
眼軸が長すぎるために平行光線が網膜の前方で像を結ぶのが近視です。
正しいです。文のとおりです。
誤りです。
文末の「一般に温覚の方が冷覚よりも鋭敏である。」の部分が誤りです。
冷覚は温覚と比べ、刺激に対する反応が早く、温度変化に敏感です。
よって、選択肢文の「温覚」「冷覚」の部分を入れ替えると正しい文になります。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
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