第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働生理 問3

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この過去問の解説 (3件)

01

心臓及び血液循環に関する問題です。

内容を整理しておきましょう。

選択肢1. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

誤りです。

「右心房にある洞結節(同房結節)」で発生した刺激となります。

選択肢2. 肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢3. 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢4. 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢(しょう)の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢5. 動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄(さく)や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。

正しいです。

記述のとおりです。

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02

心臓及び血液循環に関する問題です。

選択肢1. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

心臓の中にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、刺激伝導系を介して規則的な電気刺激として心筋に伝わることにより、心臓を拍動させています。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢2. 肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。

肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室→大動脈→全身(毛細血管)→静脈→右心房と流れていきます(体循環)。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢3. 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

大動脈及び肺静脈ともに酸素を多く含み、流れる血液は動脈血です。一方、肺動脈を流れる血液は静脈血です。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢4. 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢(しょう)の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。

脈拍とは、心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したもので、一般に手首の橈(とう)骨動脈で触知します。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢5. 動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄(さく)や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。

動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態のことです。脳血栓症(脳血管自体の動脈硬化が原因となり、血栓ができたことによりその部分の血流が減少し、組織が壊死した状態)を引き起こします。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

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03

心臓および血液循環の分野では、出題パターンが限られています。何度も解いて問題に慣れましょう。

選択肢1. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

誤りです。

心臓は、心臓の中にある洞結節で発生した刺激が、刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返します。

選択肢2. 肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。

正しいです。

選択肢3. 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

正しいです。

選択肢4. 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢(しょう)の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。

正しいです。

選択肢5. 動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄(さく)や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。

正しいです。

参考になった数3