第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
配線図 問41

正解は１です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯複線図を理解している。

◯リングスリーブの大きさと電線、刻印の組み合わせを理解している。

リングスリーブの使用条件は下記になります。

・VVF１.６の断面積は２mm^２

・VVF２.０の断面積は３.５mm^２

・断面積の合計が８mm^２以下ならリングスリーブは小を使用

・断面積の合計が８mm^２を超え１４mm^２未満ならリングスリーブは中を使用

・VVF１.６が２本の場合は圧着マークは極小◯

※例外として下記の場合はリングスリーブは中を使用します。

・単線２.６mm＋１.６mm

・単線２.０が４本

⑪のボックス内では、下記が接続されています。

電源fから２口コンセント経由の接地側電線がボックス内で（換気扇カ、換気扇カの下にある２口コンセント）に分岐され接地側電線３本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積＝VVF２.０ × ２本＋VVF１.６ × １本=９mm^２

断面積から使用するリングスリーブは中、刻印は中

電源fから２口コンセント経由の非接地側電線がボックス内で（スイッチのカ、換気扇カの下にある２口コンセント）に分岐され非接地側電線３本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積＝VVF２.０ × ２本＋VVF１.６ × １本=９mm^２

断面積から使用するリングスリーブは中、刻印は中

スイッチのカと換気扇カを接続し、電線２本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積＝VVF１.６ × ２本=７mm^２

断面積から使用するリングスリーブは小、刻印は◯

よって正解は1になります。