第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
配線図 問48

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問題

第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 配線図 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図

【注意】
1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.電灯分電盤及び動力分電盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

⑱で示すVVF用ジョイントボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合、使用するリングスリーブの種類と最少個数の組合せで、正しいものは。ただし、接地配線も含まれるものとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

「2」が正答です。

⑱で示すVVF用ジョイントボックス内の接続は全てVVF2.0mmで複線図を書くと、以下の接続となります。

①接地線2.0mm×3本接続
②黒線2.0mm×4本接続
③白線2.0mm×4本接続

それぞれの使用するリングスリーブと刻印は、以下の通りです。
①中スリーブ「中」刻印
②中スリーブ「中」刻印
③中スリーブ「中」刻印

従って「2」が正答となります。

<参考>
2.0mm 3~4本接続する場合は、中スリーブを使用し、「中」刻印となります。

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02

正解は2です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯複線図を理解している。

◯リングスリーブの大きさと電線の断面積の組み合わせを理解している。

リングスリーブの使用条件は下記になります。

・VVF2.0の断面積は3.5mm

・断面積の合計が8mmを超え14mm未満ならリングスリーブは中を使用

・例外として下記の場合はリングスリーブは中を使用

(単線2.6mm+1.6mm、単線2.0が4本)

⑱のボックス内では、下記が接続されています。

電源cからの接地側電線がボックス内で(左上の接地極付2口コンセント、左隣のボックス、真下の接地極付2口コンセント)に分岐され接地側電線4本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積=VVF2.0 × 4本=14mm

この場合は例外にあたるため断面積から使用するリングスリーブは中

電源cからの非接地側電線がボックス内で(左上の接地極付2口コンセント、左隣のボックス、真下の接地極付2口コンセント)に分岐され非接地側電線4本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積=VVF2.0 × 4本=14mm

この場合は例外にあたるため断面積から使用するリングスリーブは中

電源cからの接地線がボックス内で(左上の接地極付2口コンセント、真下の接地極付2口コンセント)に分岐され接地線3本の接続点が出来ます。

この接続点での合計断面積=VVF2.0 × 3本=10.5mm

断面積から使用するリングスリーブは中

よって正解は2になります。

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03

複線図に関する問題です。

配線図中の⑱を中心とした複線図を考えると、⑱の部分には、白線を4本接続した箇所、黒線を4本接続した箇所、接地線を3本接続した箇所ができます。使用されている電線の断面積とこの複線図から、「中」のリングスリーブを3つ使うことがわかります。ゆえに正解は2番です。
※VVF2.0を4本接続するとき、「大」のリングスリーブではなく、「中」のリングスリーブを使います。

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