クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問2
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)4月 クレーン及びデリックに関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの構造部分に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- クレーンガーダは、トロリなどを支持する構造物で、「桁」とも呼ばれる。
- プレートガーダは、鋼板をI形状の断面に構成したもので、補桁を設けないこともある。
- 橋形クレーンの脚部には、剛脚と揺脚があり、その構造は、ボックス構造やパイプ構造が多い。
- ボックスガーダは、鋼板を箱形状の断面に構成したものであるが、その断面形状では水平力を十分に支えることができないため、補桁と組み合わせて用いられる。
- サドルは、主として天井クレーンにおいて、クレーンガーダを支え、クレーン全体を走行させる車輪を備えた構造物で、その構造は鋼板や溝形鋼を接合したボックス構造である。
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この過去問の解説 (1件)
01
クレーンのガーダの基本的な構造は、トロリが横行し直接荷重がかかる「主桁」と、水平方向の力を支える「補桁」、それらを繋ぐ「水平部材」と「筋かい材」から成っています。
また、ガーダはおもにIビームガーダ・プレートガーダ・ボックスガーダ・トラスガーダの4種類があり、それぞれの構造と特徴を理解しておきましょう。
選択肢2は正しいです。
Iビームガーダとプレートガーダは比較的簡素な構造で、つり上げる荷によって補桁を必要とする場合と、必要としない場合があります。
選択肢4は誤りです。
ボックスガーダはその名の通り箱型の形状で、その構造は始めから主桁と補桁が備わっているような形状なので水平方向の力に強く、改めて補桁で補強する必要はありません。
トラスガーダは、使用されている材料の質量が少ないかわりに複雑に補強されており、ガーダの軽量化を実現しています。
その他は選択肢文の通りです。
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