Russel Dashwood さんが出した
彼の叔父〔伯父〕Neil Cowling さんのお葬式(funeral)のお知らせです。
① I, Russel Dashwood, am writing this mail to you to inform ---( 1 )--- that my uncle Mr. Neil Cowling has passed away yesterday after a heart attack.
空欄 ---( 1 )--- の前にある inform は
「~に知らせる」という意味の,人を目的語に取る他動詞です。
したがって,与えられた選択肢のうち
前置詞つきでない you(1.)か yourself(4.)のいずれかが
正解と言うことになります。
yourself は 再帰代名詞 と呼ばれるもので,
他動詞の目的語がその行為を行っている人(またはモノ)と
同じ人やモノである場合に使います。
ここで inform という行為を実際に行っている人(またはモノ)は,
この抜粋部の主語であり,この手紙〔メール〕の差出人である
「私こと Russel Dashwood」さんであり,
「あなたたち」(この手紙〔メール〕の受取人)ではありません。
従って,再帰代名詞 yourself を使う必要はありません。
以上より,正解は【1】番 の you です。
なお,次の段落(パラグラフ)にも I wish to inform you that … と
inform you が出てきたのには気づきましたでしょうか。
また,inform の知らせる内容は
目的語(人)のあとに that や of を続けて表現します。
(つまり,inform 人 that ~ や inform 人 of … )
例)I would like to inform you of his arrival.
(私は彼の到着をお知らせしたい。)
抜粋部の訳:「私こと Russel Dashwood は,私の叔父〔伯父〕の
Neil Cowling が昨日,心臓発作によりこの世を去ったことをあなた方に
お知らせするためにこの手紙〔メール〕を書いています。」
② his funeral will be held on 10th Aug 2015 from 8 am ---( 2 )--- at Church Gate Street
「A以降」は副詞の onward(s)(前方へ,時間的に先へ)を用いて
from A onward(s) と言うことができます。
(基本的に onward はアメリカ英語,onwards はイギリス英語)
例えば,「今後」は from now on ですが,
from now onward(s) とも言うことが可能です。
ということで,【6】番 の onwards が正解です。
downwards(5.)は副詞で「下の方へ,川下へ,~以来」。
from B downward(s)(B以降)というイディオムもありますが,
from A onward(s) との違いは,
from B downward(s) の B には ‘過去の時点’ が来るということです。
そして,[×] from now downward(s) とは言いません。
例)from the 14th century downwards(14世紀以降)
forwarding(7.)は名詞または形容詞で
「運送(の),転送(の),発送(の)」。
toward(8.)は前置詞で「~の方へ,~に向かって,~に近く」です。
抜粋部の訳:
「彼のお葬式は2015年8月10日,午前8時より,
Gate Street 教会で開催されます」
③ His passing ---( 3 )---
pass away で「亡くなる」。die の婉曲語です。
ここでは passing away と動名詞化して使われています。
【12】番 の away が正解です。ちなみに pass away も
my uncle Mr. Neil Cowling has passed away yesterday … と
前の段落でしっかり出てきています。
pass by(9.)は「通過する」「~の前を通り過ぎる」「~を大目に見る」。
関連語として passerby(通行人)があります(複数形は passersby)。
pass for(10.)は「(実際はそうではないが)~として通る」という意味。
例)Her mother can easily pass for her elder sister.
(彼女の母親は彼女の姉だと言っても余裕で通る。)
pass up(11.)は「登る」「上がる」です。
抜粋部の訳:「彼の逝去」
<その他の注意点>
・heart attack 「心臓発作」
・His passing away has made us all very sad.
「彼が亡くなって私たちは皆,深い悲しみに暮れている。」
make O C(OをCにする)の第5文型の文です。
直訳すると「彼の逝去が私たち皆をとても悲しませている。」。
・to keep his memories alive 「彼との思い出を生かし続けさせるため」
keep O C(OをCの状態にしておく)です。
・in black 「黒衣(特に喪服)を着て」