あん摩マッサージ指圧師 過去問
第24回（2016年）
問9 (午前 問9)

化学的要因による労働災害は、有害物、可燃性のガス、引火性の物、爆発性の物などの化学物質（危険物、有害物）に起因します。有機溶剤中毒がそれに該当します。

１．潜函病は水中などの高圧環境での作業に起因します。
２．騒音性難聴は大きな音に長期間さらされる環境での作業に起因します。
３．放射線障害は人体が放射線被曝する環境での作業に起因します。

職業病には次のような原因があります。

物理的因子：騒音、振動、温熱、寒冷、照明、換気、異常な圧力、放射など
→1.2.3

化学的因子：粉じん、ばい煙、ガス、蒸気、霧、水滴など
→4

生物的因子：生物を媒介とした感染、中毒、アレルギーなど

精神社会的要因：ストレスなど

人間工学的要因：作業機械の不備など

職業病は、作業環境における

・化学的な要因→有毒化合物（カドミウム、ヒ素、水銀など）

・物理的な要因→騒音難聴や振動によるレイノー病、腰痛、潜函病、放射線、日射病など

・生物的な要因→伝染病や寄生虫

などに分類されます。