あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問46

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

腎前性の乏尿がみられるのはどれか。
  • 急性心不全
  • 急性糸球体腎炎
  • ネフローゼ症候群
  • 前立腺肥大症

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この過去問の解説 (3件)

01

腎前性乏尿とは、腎臓自体は正常に機能している状態で、腎臓の手前の器官の異常による、腎臓への血流量の低下により起こります。例えば、下痢や嘔吐、心疾患などにより、循環血流量が低下することが原因となります。

これに対し、

腎後性乏尿とは、腎炎などにより、腎臓自体の異常で、尿の産生が不能となることで起こります。

選択肢1. 急性心不全

腎前性の疾患です。

選択肢2. 急性糸球体腎炎

腎炎なので、腎後性となります。

選択肢3. ネフローゼ症候群

腎後性です。

選択肢4. 前立腺肥大症

腎後性となります。

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02

腎への灌流圧低下に起因する腎前性乏尿の病因にはショック、出血、心疾患があります。
腎器質の障害に起因する腎性乏尿の病因には急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などがあります。
尿管、膀胱、尿道の障害に起因する腎後性乏尿の病因には前立腺肥大症があります。

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03

乏尿は原因の部位により三分類されます。

腎前性:ネフロン以前の問題により腎臓への血液供給が減っておこります。→1

腎性:腎臓の疾患です。→2.3

腎後性:腎盂や尿管の閉塞によります。→4

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