問題
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特発性肺線維症について正しいのはどれか。
1 .
湿性咳嗽がみられる。
2 .
樽状胸がみられる。
3 .
拘束性換気障害を呈する。
4 .
予後は良好である。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問3 )
特発性肺線維症は、
肺胞壁などが炎症によって繊維化が進行する、
原因不明の疾患です。
特発性肺線維症では、乾性咳嗽がみられます。
湿性咳嗽は、
風邪症候群や肺炎、気管支喘息などの際にみられます。
樽状胸は、肺の中の空気が換気されずに残るため、
胸郭が樽のように変形して生じるもので、
慢性閉塞性肺疾患の際にみられます。
拘束性換気障害は、
肺の弾力性の低下などによって、
肺の容積が小さくなることで生じます。
特発性肺線維症は、
繊維化によって肺の弾力性が失われ、
肺の容量が減少していく疾患ですので、
これが正解であると考えられます。
特発性肺線維症は、
進行性で原因不明の疾患であり、
予後は不良であると考えられます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、
炎症により気管支が狭くなったり、
肺胞が破壊されたりすることにより、
肺の機能低下が進行する疾患です。