あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問5

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

失調症の検査として正しいのはどれか。
  • 指鼻試験
  • 徒手筋力検査
  • カロリックテスト
  • トレンデレンブルグ徴候

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この過去問の解説 (3件)

01

正答 1

運動失調の原因には
脊髄性失調症:開眼時には円滑な運動が可能
小脳性失調症:視覚での代償がきかない
が多いです。

1 .運動失調の検査法には
・指鼻試験
・踵-膝試験
・変換運動
・運動測定評価
・書字試験
などがあります。

2 .徒手筋力検査(MMT)
筋力を徒手抵抗によって測定します。

Normal
強い抵抗を加えても運動域全体にわたって動かせる

Good
抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる

Fair
抵抗を加えなければ重力に抗して、運動域全体にわたって動かせる

Poor
重力を除去すれば、運動域全体にわたって動かせる

Trace
筋の収縮がわずかに認められるだけで、関節運動は起こらない

Zero
筋の収縮は認められない

の6段階で評価します。

3 .カロリックテスト(温度眼振検査)
平衡機能検査のひとつです。

4 .トレンデレンブルグ徴候
先天性股関節脱臼や中殿筋麻痺で見られます。

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02

正解は1です。

失調とは、主に四肢、体幹の随意運動の調節機能障害です。
小脳の障害によって起こります。

1:指鼻試験とは、小脳障害が疑われる場合に行われる検査法です。
指鼻試験では、運動失調の有無を観察します。よって正解です。

2:徒手筋力検査(MMT)は、主要な筋力の低下、神経障害の部位について徒手的に評価する検査法です。

3:カロリックテスト(温度刺激検査)は、平衡障害の検査法です。

4:トレンデレンブルグ徴候は、股関節障害の検査法です。
中臀筋麻痺でみられます。

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03

失調とは、調和が取れなくなることをいい、

失調症という場合、

多くが運動失調を指します。

選択肢1. 指鼻試験

指鼻試験は、患者の第2指で、

できるだけ素早く、

左右交互に患者自身の鼻先を触ってもらい、

行うテストです。

失調症を調べる際に行いますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 徒手筋力検査

徒手筋力検査は、

患者に対して徒手的に抵抗を与えて、

筋力を評価する検査です。

選択肢3. カロリックテスト

カロリックテストは、

外耳道の温度を変化させて

眼振の発生を診るテストです。

平衡機能の検査として実施されます。

選択肢4. トレンデレンブルグ徴候

トレンデレンブルグ徴候は、

股関節外転筋群の機能低下を示唆します。

患側の足で立位をとったとき、

患側と反対側の骨盤が下がります。

まとめ

患者の第2指で、検者の右第2指の指尖と、

患者の鼻のあたまとの間を行き来する動作を診るテストは、

鼻指鼻試験とよばれています。

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