問題
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温熱療法の効果はどれか。
1 .
痙縮増強
2 .
末梢血管収縮
3 .
組織代謝亢進
4 .
筋スパズム増強
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問6 )
温熱療法は、
熱や電磁波などの熱エネルギーを用いて、
血行の改善や疼痛の緩和を図るものです。
痙縮は、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れ、
筋肉が収縮してしまう状態です。
温熱療法により、痙縮は軽減されます。
温熱療法により、末梢血管は拡張します。
温熱療法により、組織代謝は亢進しますので、
これが正解であると考えられます。
筋スパズムは、断続的に、
一定時間持続する異常な筋の収縮です。
温熱療法により、筋スパズムは緩和されます。
温熱療法の禁忌は、
急性炎症や出血傾向がある場合などです。
温熱療法には
局所:
鎮静、鎮痛
末梢血管拡張
血流増加
代謝亢進
筋スパズム軽減
膠原繊維の伸張
全身:
心拍出量増加
末梢血管拡張
鎮痛、鎮静作用
などの効果があります。
各設問については下記をご覧ください。
痙縮増強→痙縮軽減
末梢血管収縮→末梢血管拡張
組織代謝亢進→〇正答
筋スパズム増強→筋スパズム減少
温熱療法の効果として、局所的には、鎮静、鎮痛、末梢血管拡張、血流増加と浮腫、代謝亢進、筋スパズムの軽減、膠原繊維の伸張などです。
全身的には、心拍出量の増加、末梢血管拡張、鎮痛、鎮静作用などです。
痙縮増強ではなく、痙縮軽減です。
末梢血管収縮ではなく、末梢血管拡張です。
組織代謝亢進は、正解です。
筋スパズム増強ではなく、筋スパズムの軽減です。