あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問15
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
パーキンソン病のリハビリテーションについて正しいのはどれか。
- 末期には無効である。
- 寒冷療法が有効である。
- 筋力訓練は無効である。
- 薬が効いているときに行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
パーキンソン病とは、中年以降に発症し、筋固縮、振戦、寡動の3主徴と姿勢保持障害などを示す疾患です。
パーキンソン病の治療とリハビリテーションは、基本的に薬物療法によるコントロールと進行度に応じたリハビリテーションによる生活維持、改善です。
1:末期にも有効であり、拘縮、褥瘡予防の関節可動域訓練、体位変換など行います。
2:寒冷療法は、有効ではありません。
3:筋力訓練は有効であり、ストレッチ、体操が大切です。
4:薬が効いているときにリハビリテーションを行うことが大切です。
よって正解です。
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02
パーキンソン病は、
中脳の黒質のドパミン神経細胞の変性により、
振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害などがみられる疾患です。
パーキンソン病の末期には、
関節拘縮予防、褥瘡予防などを目的に
リハビリテーションを実施します。
また、ベッドや車椅子上での姿勢の調整や、
介助下での動作訓練なども行います。
寒冷療法は、局所に寒冷刺激を与えることにより、
急性炎症の抑制や鎮痛作用などを期待して行われる療法です。
パーキンソン病では、
組織や関節の柔軟性を向上させるため、
温熱療法を行うことがあります。
病期に応じた筋力訓練は、
残存機能の維持や病気の進行予防につながります。
薬が効いているときに行うことにより、
運動症状改善の効果があるといわれており、
これが正解であると考えられます。
パーキンソン病のリハビリテーションは、
柔軟性の維持など、状態に応じて実施されます。
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03
パーキンソン病の理学療法には
・全身のリラクゼーション
・四肢体幹の伸展方向へのROM訓練
・寝返り、起き上がりの基本動作訓練
・歩行訓練、方向転換
・バランス訓練
などがあります。
これらの理学療法は
薬物療法との併用で(薬効を示した状態)時に行うと
一段と運動症状の改善効果があるとされます。
1.ヤール分類の最終ステージのステージVにおいても
呼吸訓練、言語訓練、ROM訓練、体位変換などのリハビリテーションを行います。
2.パーキンソン病における寒冷療法についての情報は見つかりませんでした。
3.日常生活動作(ADL)を高めるのに筋力訓練は有効です。
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