あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問51

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す患者の病証でみられる舌所見はどれか。

「38歳の男性。就職してからアトピー性皮膚炎を発症。仕事が忙しくなると顔が赤くなりイライラして体を掻きむしってしまう。冷やすと痒みが軽減する。」
  • 紅舌
  • 淡紅舌
  • 淡白舌
  • 紫舌

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この過去問の解説 (3件)

01

アトピー性皮膚炎、イライラ、顔が赤くなる、冷やすと軽減という事で、熱の証が強く出ていると考えられます。

1 紅舌は熱の証であり、ストレスや発熱時に表れ、正答となります。

2 淡紅舌は正常な舌状態です。

3 淡白舌は血虚の証であり、血流量の減少を表し、冷えや貧血がある時に現れます。

4 紫舌は於血の証であり、気血の滞りを表し、冷えや貧血がある時に現れます。

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02

就職してから発症したアトピー性皮膚炎であり、

仕事が忙しくなるとイライラするとのこと、

また、顔が赤くなる、

冷やすと痒みが軽減するとのことから、

熱を生じているものと考えられます。

選択肢1. 紅舌

紅舌は、熱の証ですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 淡紅舌

淡紅舌は、正常な状態を示しています。

選択肢3. 淡白舌

淡白舌は、血虚の証です。

選択肢4. 紫舌

紫舌は、瘀血の証です。

まとめ

舌診では、

舌の色のほか、形や舌苔の様子を観察します。

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03

患者の病証は炎症があり熱症状に加えてストレスが見受けられます。
症状として、紅舌は熱症状、淡紅舌は正常、淡白舌は貧血、紫舌は瘀血あるいは体の冷えを考えます。

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