あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問5

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

我が国の平成26年の食中毒について正しいのはどれか。
  • 動物性自然毒による発生例はない。
  • ブドウ球菌による患者が最も多い。
  • 冬よりも夏に多く発生する。
  • 飲食店での発生件数が最も多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

平成26年の食中毒資料です。

食中毒発生状況1
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000078246.pdf
食中毒発生状況2
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000078247.pdf


1 . 動物性自然毒による発生例はない。
食中毒に関与している動物性自然毒は陸上の生物は殆どなく、すべて魚貝類由来であると考えることが出来ます。
その中でもフグ毒(テトロドトキシン)が殆どで、平成26年は30件程出ています。

2 . ブドウ球菌による患者が最も多い。
平成26年の食中毒患者数としてはノロウイルスが最も発生しています。
その後ウエルシュ菌、カンピロバクターの順に罹患しています。
食中毒発生件数としてはカンピロバクター、ノロウイルス、アニサキスの順になります。
患者数と発生事件数は別である事も間違えないようにしましょう。

3 . 冬よりも夏に多く発生する。
食中毒の発生が最も多い季節は冬で、ノロウイルスによる被害が多くなっています。

4 . 飲食店での発生件数が最も多い。
発生件数は飲食店(約60%)→家庭(約8%)→旅館(約5%)の順ですので正答となります。

参考になった数2

02

4. 原因施設別食中毒発生状況(平成26年)は、
飲食店→不明→家庭→仕事場の順になります。

そのうち飲食店の占める割合は6割を超えます。
(平成30年度も同順で、飲食店の占める割合は半数を超えます。
参照:厚生労働省 平成30年 食中毒発生状況
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000488491.pdf

1. 動物性自然毒で多く見られる食中毒に、フグ毒(テトロドトキシン)があります。

2. アニサキス、カンピロバクター、ノロウィルスが圧倒的に多く、
年間に発生する食中毒の7割を占めます。

3. ノロウィルスが発生しやすい冬に多く発生します。

参考になった数1

03

食中毒はよくニュースにもなる話題です。

選択肢1. 動物性自然毒による発生例はない。

動物性自然毒の代表的なものはフグ毒です。

毎年ニュースになりますね。

選択肢2. ブドウ球菌による患者が最も多い。

ノロウイルスによるものが圧倒的に多いです。

選択肢3. 冬よりも夏に多く発生する。

夏は細菌性の食中毒、冬はウイルス性の食中毒が発生しやすくなります。

日本ではノロウイルスによる食中毒が多いので冬が一番多く発生します。

選択肢4. 飲食店での発生件数が最も多い。

飲食店の数が多いので発生件数も多くなります。

参考になった数0