あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問42

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

炎症で最も遅い時期にみられるのはどれか。
  • 好中球の遊走
  • 細動脈の収縮
  • 肉芽組織の形成
  • 血漿成分の滲出

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この過去問の解説 (3件)

01

炎症の時間的変化は 組織の損傷 → 充血・浮腫・滲出 → 炎症性細胞の浸潤 → 修復 の順番です。

最も遅い時期にみられるのは修復に関わる肉芽組織の形成です。

選択肢1. 好中球の遊走

異物を排除するために好中球が血管から出てきます。

選択肢2. 細動脈の収縮

まず細動脈が収縮することで出血を少なくします。

選択肢3. 肉芽組織の形成

正解です。

選択肢4. 血漿成分の滲出

異物を除去するために血漿成分が血管から漏れ出してきます。

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02

炎症は異物の侵襲に対する反応です。

まず血管反応(【2 . 細動脈の収縮】)がはじまり、好中球が血管壁に付着し種々の化学成分が放出されます。

次に【1 . 好中球の遊走】と【 4 . 血漿成分の滲出】が起こり、異物の貪食が行われます。

その後、線維芽細胞の増殖によって【 3 . 肉芽組織の形成】が行われます。

つまり、3 . 肉芽組織の形成が正答となります。

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03

炎症反応の過程は次の通りです。

 微生物の侵入
→細動脈の一過性の収縮
→細動脈の拡張による血液増加
→毛細血管と細静脈の透過性亢進により、タンパク拡散と液体浸潤による浮腫発生
→毛細血管と細静脈の拡張により好中球、単球の遊走
→食作用により微生物の破壊
→組織の修復(肉芽組織の形成)

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