あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問41

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

右心不全で肝臓に最も生じやすいのはどれか。
  • うっ血
  • 出血
  • 梗塞
  • 塞栓

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この過去問の解説 (3件)

01

右心室は全身からの静脈が流れ込んできます。

右心室の機能低下である右心不全では戻ってきた静脈が渋滞してしまいます。

そのため太い静脈のある肝臓は静脈血が送り出せずにうっ血が起こります。

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02

右心不全は右室に過剰な負荷が加わって静脈圧が上昇する事により、静脈怒張・肝脾腫大・下肢浮腫・腹水・食欲不振などの症状が現れるわれるものです。

1 . うっ血
肝臓腫大はうっ血によるものなので、正答となります。

2 . 出血
右心不全では出血はうっ血が進み、血管が破綻した場合は現れるかもしれませんが、考えにくいものです。

3 . 梗塞
梗塞は、栄養動脈の閉塞によりその血管によって栄養されていた部位が壊死に陥る状態で、心筋や脳で起こりやすいです。
右心不全による肝臓への影響としては考えにくいものです。

4 . 塞栓
塞栓は血栓が発生して、血管をふさぐ異物のことです。
右心不全での影響は少ないと思われます。

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03

右心不全は静脈血の流れが悪くなるので、以下のような症状が現れます。
 ・上・下大動脈のうっ血→浮腫
 ・肝肥大
 ・食欲低下
 ・倦怠感

左心不全では動脈血の送り出しが悪くなるので以下のような症状で現れます。
 ・肺のうっ血→労作時呼吸困難から安静時呼吸困難へ
 ・寝る時に肺のうっ血がさらにひどくなる→夜間発生性呼吸困難となり結果、起座呼吸をとるようになる。
 ・作動時の咳嗽(がいそう)(せきむすこと)から喘鳴、ピンク色泡状の痰の発生

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