問題
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五臓とその働きの組合せで正しいのはどれか。
1 .
肝 ----- 蔵血
2 .
心 ----- 蔵精
3 .
肺 ----- 納気
4 .
腎 ----- 統血
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問18 )
五臓とは、肝・心・脾・肺・腎の総称です。また、五臓の間には相互依存や協調平衡などの関係があり、五臓にはそれぞれの働きや役割があります
肝には、疏泄を主る、蔵血を主るなどの生理作用があります。疏泄を主るとは、全身の気機を調節し、血と津液の運行を推し進める働きのことをさします。主な疏泄機能として、気の運動の調節、胆汁の分泌・排泄の調節、情志の調節などがあります。
蔵血とは、血液を貯蔵することをさし、肝には一定量の血液を貯蔵する蔵血の機能があります。なので、これが正解であると考えられます。
心には、血脈を主る、神志を主るなどの生理作用があります。血脈を主るとは、心には血液の運行を推進するポンプとしての役割があることを指します。神志を主るとは、心には意識や精神などを管理する作用があることを指します。
肺には、気を主り、呼吸を主る、宣発と粛降を主る、水道を通調する、百脈を朝し、治節を主るなどの生理作用作用があります。
腎には、精を蔵し、成長・発育・生殖を主る、水を主る、納期を主るなどの生理作用があります。
五臓の作用や特徴については、国家試験でも良く出題されるため、しっかりと押さえておきましょう。
肝
肝は疏泄を主る。
肝は血を蔵す。
肝は筋を主り、その華は爪にあり、目に開竅する。
心
心は血脈を主る。
心は神を蔵す。
心は舌に開きゅうし、その華は顔にある。
脾
脾は運化を主る。
脾は血を統摂する。
脾は肌肉、四肢を主る。
脾は口に開きゅうし、その華は唇にある。
肺
肺は気を主る。
肺は水道を通調する。
肺は鼻に開きゅうし、皮毛に外合する。
腎
腎は精を蔵し発育と生殖を主る。
腎は水を主る。
腎は納気を主る。
腎は骨を主り、髄を生じ、脳へ通じ、その華は髪にある。
腎は耳に開竅し、二陰を司る。