あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問23

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

腎臓について正しいのはどれか。
  • 腎皮質の突出は腎乳頭をつくる。
  • 糸球体は毛細血管が集まったものである。
  • 尿細管と集合管を合わせてネフロンという。
  • 傍糸球体細胞からエリスロポエチンが分泌される。

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この過去問の解説 (3件)

01

腎臓は、後腹膜にあり、

体内の水分やミネラル濃度の調整などの

はたらきをしています。

選択肢1. 腎皮質の突出は腎乳頭をつくる。

腎皮質は、腎臓の外表面に向かう部分です。

腎乳頭は、腎髄質の先端にあたります。

選択肢2. 糸球体は毛細血管が集まったものである。

糸球体は毛細血管が集まったものですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 尿細管と集合管を合わせてネフロンという。

ネフロンは、

腎小体と尿細管で構成されています。

腎小体は、

糸球体、ボウマン嚢からなっています。

集合管は、尿細管の終わりの部分です。

選択肢4. 傍糸球体細胞からエリスロポエチンが分泌される。

傍糸球体細胞は、

輸入細動脈の血管壁にあり、

血圧を上昇させるレニンを分泌します。

輸入細動脈は、ネフロンに血液を送り込む動脈です。

エリスロポエチンは、

尿細管間質にある間質線維芽細胞から分泌され、

赤血球の産生を促進します。

まとめ

腎臓の解剖生理について振り返っておきましょう。

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02

正解は「糸球体は毛細血管が集まったものである。」です。

選択肢1. 腎皮質の突出は腎乳頭をつくる。

間違いです。

腎皮質の先ではなく、腎髄質の先が腎乳頭になっていて、腎盂へ尿を排出します。

この腎盂の先が尿管となっています。

選択肢2. 糸球体は毛細血管が集まったものである。

正解です。

糸球体とは、小さな穴の開いた毛細血管の集まりで、この糸球体は、約100万個もあります。

選択肢3. 尿細管と集合管を合わせてネフロンという。

間違いです。

ネフロンとは、腎小体と尿細管を合わせたものです。

ネフロンの尿細管の液体が集まる管が、集合管であり、集合管を通過すると尿となります。

選択肢4. 傍糸球体細胞からエリスロポエチンが分泌される。

間違いです。

エリスロポエチンが分泌されるのは、尿細管周囲の間質線維芽細胞です。

エリスロポエチンは赤血球を増やすホルモンになります。

傍糸球体細胞から分泌されるのは、レニンになります。レニンは、血圧を上昇させるホルモンになります。

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03

腎臓の構成要素は腎小体と尿細管と集合管の3つです。
腎小体は毛細血管が糸玉状に集まった糸球体と、それを包む上皮性のボウマン嚢からなります。


1.腎皮質の突出は腎乳頭をつくる。
  腎臓は表層の皮質と、深部の髄質に分けられます。
  髄質は8〜12個の円錐状の腎錐体からなり、腎錐体の先端は丸みを帯びて内側に向かって突出し、腎乳頭をつくります。

3.尿細管と集合管を合わせてネフロンという。
  腎小体と尿細管をあわせてネフロンといいます。

4.傍糸球体細胞からエリスロポエチンが分泌される。
  傍糸球体細胞からレニンが分泌されます。

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