あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問42

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

膿に最も多くみられる白血球はどれか。
  • 好中球
  • リンパ球
  • 肥満細胞
  • マクロファージ

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この過去問の解説 (3件)

01

化膿性炎とは、滲出物に大量の好中球を含む炎症で、このような滲出物のことを膿といいます。
膿は帯黄色、濃厚でにごっており、変性壊死に陥った好中球と組織片を含みます。


2.リンパ球
  特異性炎の一部で見られます。
  梅毒第3期において、中心部の壊死巣の周りにマクロファージが囲んでおり、再外層には、リンパ球、形質細胞、線維芽細胞が取り囲んだゴム様の弾性がある固まりとなり、ゴム腫と呼ばれます。
  他には結核や、ハンセン病、サルコイドーシスなどでもみられます。

4.マクロファージ
  腸チフスでは、小腸の患部にマクロファージの小集簇からなる結節病変をつくります。

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02

膿は、炎症を生じた部位にみられる、

黄白色や黄緑色の不透明な粘液です。

選択肢1. 好中球

好中球は、

白血球の一種であり、

細菌などを貪食することで感染から体を守っています。

膿の中には、

好中球が多く含まれていますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. リンパ球

リンパ球は、白血球の一種で、

抗体を作るなどして、

ウイルスなどの病原体から体を守っています。

選択肢3. 肥満細胞

肥満細胞は、

身体中の皮膚などにあり、ヒスタミンを分泌します。

アレルギーやアナフィラキシーに関与しています。

選択肢4. マクロファージ

マクロファージは、

体内に侵入した細菌などの異物を貪食するほか、

T細胞に抗原を提示する役割ももっています。

まとめ

膿は、おもに感染症による炎症に伴って生じます。

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03

正解は「好中球」です。

選択肢1. 好中球

正解です。

膿とは、好中球と壊死組織が蓄積したものになります。

選択肢2. リンパ球

間違いです。

リンパ球は、ウイルス感染の免疫反応における主役となります。

選択肢3. 肥満細胞

間違いです。

肥満細胞から遊離したヒスタミンにより、アレルギーとアナフィラキシーショックが起こります。

選択肢4. マクロファージ

間違いです。

マクロファージは、慢性炎症の主役となります。

また、液性免疫として、ウイルスや細菌を貪食し、リンパ球に抗原を提示します。

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