あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問48

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

ウイルスにより胸痛をきたす疾患はどれか。
  • 気胸
  • 心筋梗塞
  • 肺血栓塞栓症
  • 帯状疱疹

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この過去問の解説 (3件)

01

ウイルスは、

細菌の50分の1ほどの大きさで、

自分で細胞を持たず、

ヒトの細胞の中に入り込み、

複製させることで増殖します。

選択肢1. 気胸

気胸は、

肺を包んでいる胸膜が破れ、

胸腔内に空気が漏れ、

肺が縮んでしまっている状態です。

胸痛や呼吸困難などの症状があらわれます。

選択肢2. 心筋梗塞

心筋梗塞は、

心臓の筋肉を栄養する血管が詰まるなどして、

心筋が壊死してしまう疾患です。

激しい胸の痛みや圧迫感を伴います。

選択肢3. 肺血栓塞栓症

肺血栓塞栓症は、

肺動脈に血栓が詰まることにより生じます。

症状は胸痛や呼吸困難などです。

選択肢4. 帯状疱疹

帯状疱疹は、

水痘・帯状疱疹ウイルスによって生じます。

胸部にあらわれると、

胸痛を伴うことがありますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

胸痛を伴う疾患でも、原因は様々です。

痛みの性質も異なっています。

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02

正解は「帯状疱疹」です。

選択肢1. 気胸

間違いです。

気胸は、原発性気胸と続発性気胸にわけられ、

原発性気胸とは、肺疾患など明らかな原因のない気胸で、10代~30代の高身長で痩せ型の男性に多いとされています。

続発性気胸とは、喘息発作や膠原病、癌など原因による2次的な気胸をいいます。

選択肢2. 心筋梗塞

間違いです。

心筋梗塞は、ウイルス感染によるものではなく、心臓冠動脈のアテローム性プラークの破綻により冠動脈が閉塞したものです。

選択肢3. 肺血栓塞栓症

間違いです。

肺血栓塞栓症は、下肢の静脈にできた塞栓が、肺動脈を閉塞して発症したものです。

選択肢4. 帯状疱疹

正解です。

帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスに以前感染したものが、神経内に潜伏し、それが再活性することにより発症します。

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03

水痘・帯状疱疹ウィルスに初感染すると、急性丘疹性疾患が発症し、これが水痘となります。
水痘が治癒した後、ウィルスが神経節に潜伏感染し、再活性化によって発症するのが帯状疱疹です。
発症時は当該神経の神経痛を伴います。


1.気胸
  ウィルス感染ではありません。

2.心筋梗塞
  ウィルス感染ではありません。

3.肺血栓塞栓症
  ウィルス感染ではありません。
  エコノミークラス症候群が有名です。

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