あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問64

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

COPDで最も特徴的なのはどれか。
  • 肺癌の合併は少ない。
  • 呼気が延長する。
  • 1秒率は正常である。
  • 肺活量は低下する。

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この過去問の解説 (3件)

01

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は、

慢性閉塞性肺疾患ともいわれます。

選択肢1. 肺癌の合併は少ない。

肺癌は、COPDの合併症のひとつに挙げられており、

合併する頻度は、1〜2割ほどといわれています。

選択肢2. 呼気が延長する。

COPDでは、

吸い込んだ空気を十分に吐き出せなくなり、

呼気が延長しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 1秒率は正常である。

C O P Dでは、

一気に息を吐き出しにくくなっており、

1秒率は低下します。

1秒率は、深く息を吸って一気に吐き出した

空気の量(努力肺活量)に対して、

最初の1秒で吐き出した量(1秒量)の割合を

表したものです。

選択肢4. 肺活量は低下する。

COPDがある場合、

努力肺活量が、肺活量よりも減ります。

まとめ

COPDは、初期には無症状で、

息切れ、咳や痰がみられる頃には、

病気の進行が進んでいる場合が多い疾患です。

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02

1.COPDに肺がんが合併する頻度は10~20%とされています。

2.COPDでは息を吐く際の気流が制限を受けるため呼気が延長されます。

3.COPDでは1秒率が低下します。

4.COPDでは肺活量は大きく変化しないことが多いです。

よって、2が正解となります。

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03

COPDとは、有害な物質によって肺が長期的に刺激され、気管支に炎症を起こします。
それによって気管支の壁が腫れて気管支が狭まり、肺の弾性が弱まり空気をうまく吐きだせなくなります。

ですので、呼吸機能検査では1秒率の低下を起こしますが、肺自体が小さくなっていないので肺活量は変わらないのが特徴です。

以上のことから2が正答です。

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