あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問55
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
腓腹筋けいれんがみられる患者に対する施術で、症状を再現するおそれが最も高いのはどれか。
- 腓腹筋を持続的に圧迫する。
- 足関節に牽引法を行う。
- 腓腹筋にホットパックを行う。
- 足関節を自動的に底屈させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
けいれん(こむらがえり)で、最も起こりやすい筋は、ふくらはぎの筋です。
痙攣(けいれん)の要因としては、発汗による脱水、筋群の協調性の不足などがあげられます。
ふくらはぎが痙攣を起こした時は、立ち上がって、筋をリラックスさせるようにします。
痙攣が続くときは、横になって足を背屈させ、同時にふくらはぎのマッサージを行います。
下腿の痙攣とは、突然、強力に起こる筋の不随意収縮であるため、症状を再現するおそれが最も高いのは「4 . 足関節を自動的に底屈させる」行為となります。
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02
腓腹筋の作用を考え、何をすると良くないかを想像してみましょう。
腓腹筋けいれんがみられる患者に対する施術として、腓腹筋を持続的に圧迫するのは正しいです。
腓腹筋けいれんがみられる患者に対する施術として、足関節に牽引法を行うのは正しいです。
腓腹筋けいれんがみられる患者に対する施術として、腓腹筋にホットパックを行うのは正しいです。
腓腹筋けいれんがみられる患者に足関節を自動的に底屈させると、腓腹筋が収縮する為、症状を再現するおそれがあります。
腓腹筋の作用が足関節の底屈なので、収縮を促してしまうと、症状の再現につながります。
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03
正解は 足関節を自動的に底屈させる。 です。
×
腓腹筋けいれんの処置として、
腓腹筋の圧迫を試みる場合があります。
×
腓腹筋けいれんの処置として、
足関節に牽引法を行う場合があります。
×
腓腹筋けいれんの処置として、
ホットパックを使用することがあります。
○
足関節を自動的に底屈させると、
腓腹筋が収縮するため、
症状を再現する可能性が高まると考えられます。
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