あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問35

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

腎臓に流入した血液がろ過される部位はどれか。
  • 近位尿細管
  • 遠位尿細管
  • 集合管
  • 糸球体

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この過去問の解説 (3件)

01

【近位尿細管】・【遠位尿細管・ヘンレループ】・【集合管】では有用な物質の大部分が、能動輸送(電気勾配に逆らって)・受動輸送によって再吸収されます。

それに伴い、不要な物質も尿中へと排出されます。

選択肢1. 近位尿細管

近位尿細管での吸収と排出

能動吸収:グルコースアミノ酸・Na+・HCO-

受動吸収:Cl-・H2O・尿素

能動排出:PAH・H+

受動排出:NH3

選択肢2. 遠位尿細管

遠位尿細管での吸収と排出

能動吸収:Na+・K+・HCO-

受動吸収:Cl-・H2O

能動排出:H+

受動排出:NH3・K+

選択肢3. 集合管

集合管での吸収と排出

能動吸収:Na+

受動吸収:H2O・尿素

受動排出:NH3・K+

選択肢4. 糸球体

糸球体

糸球体では腎臓に流入した血液がろ過されているため、正答となります。

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02

腎臓では、体内の水分量や

電解質の量を調整し、

血液中の老廃物をもとに

尿を作っています。

選択肢1. 近位尿細管

近位尿細管は、

ボーマン嚢から続く尿細管の一部で、

ヘンレループにつながっています。

体内に必要なグルコースやアミノ酸、

水やナトリウムイオン(Na+) などを再吸収します。

選択肢2. 遠位尿細管

遠位尿細管は、

ヘンレループから続く尿細管の一部です。

遠位尿細管では、抗利尿ホルモンや

アルドステロンの作用により、

水とNa+を再吸収します。

選択肢3. 集合管

集合管には、

複数の遠位尿細管が合流しており、

腎盂に開口しています。

集合管でも、抗利尿ホルモンや

アルドステロンの作用により、

水とNa+が再吸収されています。

選択肢4. 糸球体

糸球体は、細い毛細血管でできており、

腎臓に流入した血液が

濾過される部位ですので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

ヘンレループでは、

水やNa+、クロールイオン(Cl-)が再吸収されます。

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03

正解は「糸球体」です。

選択肢1. 近位尿細管

近位尿細管では、Na+、Cl-、水、グルコース、アミノ酸などが再吸収されます。

選択肢2. 遠位尿細管

アルドステロンが遠位尿細管と集合管に作用し、Na+の再吸収とK+の分泌が行われます。

選択肢3. 集合管

バゾプレッシンが集合管に作用し、水の再吸収量が増大します。

選択肢4. 糸球体

糸球体で腎臓に流入した血液がろ過されます。

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