あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問40

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

代償性肥大を起こしやすいのはどれか。
  • 乳腺
  • 腎臓
  • 前立腺
  • 心臓

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この過去問の解説 (3件)

01

代償性肥大とは、臓器の機能低下に伴い、

その機能を補うために臓器が

肥大することをいいます。

選択肢1. 乳腺

乳腺は乳房を作る組織です。

ホルモンの影響などによって

肥大することがあります。

選択肢2. 腎臓

腎臓は、体内の水分量や

電解質の量を調整するとともに、

血液中の老廃物から尿を作る臓器です。

腎臓の一部もしくは片側を切除すると、

その機能を補うため、

残った腎臓が肥大しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 前立腺

前立腺は、男性の膀胱のすぐ下にあり、

精子の運動や受精に大きく関わっています。

ホルモンの変化などにより

肥大するとされています。

選択肢4. 心臓

心臓は、全身に血液を循環させています。

高血圧の持続や、スポーツを継続することにより、

心筋の肥大がみられる場合があります。

まとめ

肝臓も、

代償性肥大がみられる臓器のひとつです。

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02

代償性肥大は対となっている臓器において、片側の障害によってもう片方が肥大する事です。

1.乳腺の肥大は、発育によって起こるものが多く、ホルモンバランスの影響によって起こります。

2.腎臓は対の臓器であり、片側の異常によって、もう片方が肥大する代償性肥大が起こりやすく、正答となります。

3.前立腺が起こしやすい肥大は、原因ははっきりわかっていませんが、ホルモンの影響を受けていることが多く、中高年に多いものとなっています。

4.心臓の肥大は、高血圧などで臓器の負担が増えた場合に起こりやすい労働性(作業性)肥大となります。

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03

片方の腎臓が高度障害により機能不全に陥ったときや生体腎移植で片腎を提供した場合に、残った腎臓に肥大が起こります。これを代償性肥大といいます。

1.乳腺は代償性肥大を起こしやすくありません。

2.腎臓は代償性肥大を起こしやすいです。

3.前立腺は代償性肥大を起こしやすくありません。

4.心臓は代償性肥大を起こしやすくありません。高血圧症患者やスポーツマンなどでは心肥大が見られます。

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