あん摩マッサージ指圧師の過去問 第27回(2019年) 午後 問67
この過去問の解説 (3件)
正解は軽擦です。
圧迫法の作用は、主に機能の抑制です。
軽擦法は、血液、リンパ管の循環を促進することで、それにより痛みやしびれを除き、冷えを取り、浮腫を取り去る作用があります。
表在静脈の還流促進効果が最も期待されるのは、軽擦法です。よって正解です。
叩打の作用は、軽く短く行うときは、神経、筋の興奮性を高め、強く長く行うときは神経、筋に鎮静的に働きます。
揉捏の作用は、筋肉を強くし、その機能である収縮力を活発にし迅速にします。
マッサージは、
皮膚に求心的に刺激を与え、
血液等の循環を促進させるものです。
圧迫は、手や肘などで施術部位に力を加える手技です。
痛みや痙攣、筋肉の緊張を抑えるなどの作用があります。
軽擦は、血液やリンパの流れに沿って行う手技です。
表在静脈の還流促進効果が最も期待できるといえますので、
これが正解であると考えられます。
叩打は、一定のリズムで施術部位を叩く手技です。
筋肉や神経に刺激を与え、その機能を促進します。
揉捏は、施術部を揉みほぐす手技です。
主に筋肉に対して行われ、
柔軟性を高め、血行を促進します。
選択肢に挙げられている手技について、
目的や方法、特徴について確認しておきましょう。
表在静脈の還流促進効果ということで、その手技の対象部位が問われる問題です。
1.圧迫は、手・指により【軟部組織】を深部へ向かって圧迫する方法です。
2.軽擦は、術者の手を患部へ密着し、適度な力で撫でるものであり、マッサージであれば血管やリンパ管の経路に沿って行います。【表在静脈】が対象であり、正答となります。
3.叩打は、手を使って患部をリズミカルに叩く手技です。【神経】や【筋】に刺激を与えることで、その働きをよくする方法です。
4.揉捏は、手指をもって、主として【筋】などの柔らかい部分を押し、捏ね、摘み、擦るようにして揉む方法です。
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