問題
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あん摩の手技で主に上肢に用いるのはどれか。
1 .
母指揉捏
2 .
手根揉捏
3 .
錐揉状揉捏
4 .
櫓盪揉捏
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問66 )
あん摩は、その手技により、
筋肉の働きを改善し、柔軟性の維持向上を図るものです。
母指揉捏は、
施術部に親指腹を当てて行う揉捏法です。
頭部や背部などに行われます。
手根揉捏は、手根部を施術部位に当て、
鱗状に揉む揉捏法です。
背部など硬い部分に用いられます。
錐揉状揉捏は、両手で施術部位を挟み、
錐揉みのように動かして行う揉捏法です。
手や足に用いられますので、
これが正解であると考えられます。
櫓盪揉捏は、両手掌をかさね、
船を漕ぐように動かして行う揉捏法です。
腹部などに用いられます。
揉捏法は、
患部の筋肉をつかむようにして揉みほぐす手技です。
目的や方法についても振り返っておきましょう。
1.母指揉捏は、あん摩・マッサージの基本手技で、母指腹で筋を強く押し付け、線もしくは輪状に揉む方法です。
『頭』・『顔』・『背中』・『腰』・『手背』や『足背』の骨間など、広い範囲が主な施術部位となります。
2.手根揉捏は、施術者の手根部または母指球をあて、用いて輪状に揉む手技です。
『肩甲骨』・『臀部』・『背腰部』など、広い部位や硬い部位にが主な施術部位となります。
3.錐揉状揉捏は、両手手掌間に施術する部位を揉み込み、錐を揉むように撫で擦る手技です。
『上肢』や『下肢』が施術部位であり、正答となります。
4.櫓盪揉捏は、母指と四指あるいは手根部と四指のあいだに、施術部位を挟んで舟の櫓を漕ぐように刺激を加える手技で、『腹部』や『腰背部』などの施術部位へ、極めて弱い刺激を与えるものです。