あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問69
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
緊張型頭痛患者の上項線部に対する手技で筋緊張軽減が期待できるのはどれか。
- 手掌軽擦
- 四指振戦
- 手掌叩打
- 母指圧迫
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この過去問の解説 (3件)
01
緊張型頭痛は、筋緊張性頭痛、筋収縮性頭痛ともいいます。
病態は、頭蓋部、頚部筋の持続性筋収縮により頭痛が発生します。
所見は、頭頚部、肩部に筋緊張や硬結、圧痛などがみられます。
筋緊張部を圧迫すると気持ちが良くなることが多いです。
よって上項線部に対する手技で筋緊張軽減が期待できるのは 4 . 母指圧迫です。
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02
緊張型頭痛では、
頭全体や後頸部に締め付けられる感じや
圧迫感を伴う痛みが生じます。
肩や後頸部、頭部の筋の緊張などが
原因と考えられています。
上項線部は、後頭部にあり、
僧帽筋の起始部にあたります。
手掌軽擦は、手のひら全体を施術部に密着させ、
軽くさする手技です。
血液循環の促進や凝りの緩和などを目的としています。
四指振戦は、指で施術部位を振戦させる手技で、
神経や筋の興奮性を高めるために用いられます。
手掌叩打は、
手のひらで施術部をリズミカルに軽く叩く手技です。
神経や筋の血行を促進し、
肩や腕などに用いられます。
母指圧迫は、施術部を親指の腹側で押す手技です。
血行を促進する、神経や筋の鎮静などの作用があり、
頭部をはじめ様々な部位に行われます。
筋緊張の軽減が期待できる手技といえますので、
これが正解であると考えられます。
選択肢に挙げられている手技について、
目的や方法を確認しておきましょう。
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03
緊張型頭痛は筋の過緊張が起こった際に発生しやすい症状であり、周囲筋や神経が興奮状態にあると言えます。
そのため、筋をゆるめ神経の興奮を鎮静させる手技を選ぶ必要があります。
1.手掌軽擦の作用は、求心的な施術を行うことで静脈血やリンパ液の還流を促進し、浮腫の改善などに効果があります。
2.四指振戦の作用は、神経や筋肉の機能亢進、並びに興奮性を高める効果があります。
3.手掌叩打の作用は、刺激量によって効果が違います。
軽く短いものであれば、神経や筋の興奮性に作用しますし、強く長く行う場合は鎮静的に働きます。
ただし、この選択肢の中では最も適しているとは言いにくい手技です。
4.母指圧迫の作用は、興奮した神経を鎮静させ、筋緊張の緩和・血液・リンパ液の流れを改善させる効果が期待できるため、正答となります。
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