あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問70
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
軽擦法による心地良さをもたらす脳内物質として適切なのはどれか。
- ドパミン
- ヒスタミン
- アドレナリン
- プロスタグランジン
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この過去問の解説 (3件)
01
軽擦法は、手のひらなどを施術部に密着させ、
軽くさする手技です。
ドパミンは、脳内で、運動調節のほか、
快感や多幸感、意欲などに作用していますので、
これが正解であると考えられます。
ヒスタミンは、脳内では、
認知機能や覚醒状態の維持に作用しています。
アドレナリンは、
そのほとんどが副腎髄質から分泌されるホルモンで、
心拍数の上昇などに作用します。
ノルアドレナリンは、
脳内では、覚醒になど関与しているといわれています。
プロスタグランジンは、
体内のいろいろなところに存在し、
血小板の凝集や発熱などに関与しています。
脳内物質は、
脳内における神経伝達に作用しています。
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02
1.ドパミンは、脳内物質であり、作用としては心筋収縮力増強、腎血流増加、血圧上昇に加え、爽快感や心地よさをもたらします。よって正答となります。
2.ヒスタミンは、生体内に広く分布しており、ショック、アレルギー、炎症の際の起因物質として働きます。
3.アドレナリンは、副腎髄質ホルモンで、心機能促進心筋の収縮力増大などの作用を持ちます。
4.プロスタグランジンは、生体内に広く分布しており、血管拡張や子宮収縮などさまざまな作用を持ちます。
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03
1 . ドパミンは、心地良さなどに関与する神経伝達物質の一つです。よって正解です。
2 . ヒスタミンは、脂肪細胞から放出されます。炎症やアレルギー反応に関与します。
3 . アドレナリンは、生体が緊急事態に直面すると、副腎髄質から分泌され、闘争、防衛などの行動に都合のよいような身体の状態(血圧上昇、高血糖など)が作られます。
4 . プロスタグランジンは、子宮筋収縮や血圧上昇・低下、免疫抑制など、さまざまな生理作用があります。
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