あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問2

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険制度について正しいのはどれか。
  • 保険者は国である。
  • 1 号被保険者は 75 歳以上の者である。
  • 利用にあたっては要介護認定が行われる。
  • 認定結果は要介護 1 から要介護 7 で示される。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 保険者は国である。
介護保険の保険者は市町村となります。

2 . 1 号被保険者は 75 歳以上の者である。
介護保険には1号被保険者と2号被保険者があります。
1号被保険者は【65歳以上】です
2号被保険者は【40~65歳】であり、また、指定の16疾病による介護認定を受けた場合、被保険者となります。

3 . 利用にあたっては要介護認定が行われる。
介護保険の利用には要支援・要介護認定が必要であり、市区町村の介護保険担当窓口に申請した後に行われるため、正答となります。

4 . 認定結果は要介護 1 から要介護 7 で示される。
認定結果は7段階ありますが、【要支援】が1~2段階あり、その後【要介護】が1~5となります。


<指定16疾病>
・末期がん
・関節リウマチ
・筋萎縮性側索硬化症
・後縦靱帯骨化症
・骨折を伴う骨粗鬆症
・初老期における認知症
・進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
・脊髄小脳変性症
・脊柱管狭窄症
・早老症
・多系統萎縮症
・糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
・脳血管疾患
・閉塞性動脈硬化症
・慢性閉塞性肺疾患
・変形性関節症(両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う)

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02

介護保険制度は、要介護状態にある者に対し、

必要な医療・福祉サービスを

提供するために設けられた制度です。

介護保険制度に関して必要な事項は、

介護保険法(法)に定められています。

選択肢1. 保険者は国である。

同法第3条によると、

介護保険の保険者は、市町村および特別区です。

選択肢2. 1 号被保険者は 75 歳以上の者である。

同法第9条によると、

1 号被保険者は 65 歳以上の者です。

75歳以上が対象となっているのは、

後期高齢者医療制度です。

選択肢3. 利用にあたっては要介護認定が行われる。

同法27条によると、

介護保険制度を利用するにあたり、

要介護認定が行われますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 認定結果は要介護 1 から要介護 7 で示される。

同法第27条によると、

要介護状態であると認定されると、

該当する要介護状態区分も示されます。

要介護状態区分については、

「要介護認定等に係る介護認定審査会による

審査及び判定の基準等に関する省令」に

定められています。

この省令の第1条によると、

要介護1から要介護5で示されています。

また、要支援状態区分については、

「要介護認定等に係る介護認定審査会による

審査及び判定の基準等に関する省令」の

第2条に定められており、

要支援1、要支援2で示されています。

まとめ

介護保険制度について、

保険者や被保険者、保険料、申請方法、

対象となるサービスなどについて

確認しておきましょう。

参考になった数1

03

利用にあたっては要介護認定が行われる。が正解です。

選択肢1. 保険者は国である。

間違いです。

介護保険は、市町村および特別区が保険者となります。

選択肢2. 1 号被保険者は 75 歳以上の者である。

間違いです。

介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳~64歳の医療保険加入者の第2号保険者に分けられています。

選択肢3. 利用にあたっては要介護認定が行われる。

正解です。

要介護認定は、市町村の介護認定審査会によって市町村が行います。

選択肢4. 認定結果は要介護 1 から要介護 7 で示される。

間違いです。

認定結果は、非該当、要支援(2段階)、要介護(5段階)で示されます。

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