問題
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集団を追跡調査して要因と疾病発生の関係を調べる研究法はどれか。
1 .
記述疫学
2 .
横断研究
3 .
症例対照研究
4 .
コホート研究
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問7 )
疫学では、集団の健康に関連する事象について、
その頻度や分布、
影響を与える要因などを分析します。
記述疫学は、
集団における疾病の発症頻度や分布などを、
人、場所、時間別に詳細に観察し記述する研究です。
横断研究は、ある集団の、
ある一時点での健康障害の有無と要因を
同時に調査し、その関連を明らかにする研究です。
症例対照研究は、
目的とする問題を持つ集団と
持たないない集団の特性を
過去にさかのぼって比較検討する研究です。
コホート研究は、集団を追跡調査し、
要因と疾病発生の関係を調べる研究ですので、
これが正解であると考えられます。
症例対照研究やコホート研究のように、
時間の経過を伴う研究は、
縦断研究に分類されます。
疫学の方法分類に関する問題です。
疫学の方法論は、記述疫学研究、生物学的研究、横断研究、コホート研究、症例・対照研究、介入研究などの方法に分類されます。
ある集団に対する、発症頻度や分布、関連する情報などを個別に詳しく観察して、記述する研究の方法です。
ある集団に対する、一時点においての状態を分析し、断面的に研究する方法です。
ある疾病の患者集団と、その疾病に罹患したことのない集団を比較するといった、その疾病の原因を過去に遡り研究する方法です。
ある要因に暴露した群と、暴露してない群を追跡して、疾病の罹患率や死亡率を比較するというように、将来に向かって疾病の発症を観察する方法です。
コホート研究は将来に向かって研究で、症例対照研究は過去に遡る研究、また、横断研究は、その時の一時点においての研究というように、それぞれの研究の特徴を把握しておくと覚えやすいです。