あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問6

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

芽胞を死滅させる消毒・滅菌法はどれか。
  • 高圧蒸気滅菌法
  • 低温殺菌法
  • 日光消毒法
  • 煮沸消毒法

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 高圧蒸気滅菌法は、高温水蒸気によって芽胞まで死滅させる消毒法であり、正答です。

2 . 低温殺菌法は、約65度の低温によって食品の消毒に用いられますが、芽胞への効果はありません。

3 . 日光消毒法は、日光の紫外線によって消毒を見込むものですが、芽胞への効果はありません

4 . 煮沸消毒法は、100℃以下の温度では芽胞を死滅することはできず、刺激で発芽する危険もあります。

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02

芽胞は、熱や乾燥など外部環境の変化から

細菌自身を守るために形成されます。

消毒とは、

人体に有害な微生物の感染性をなくしたり、

その数を少なくしたりすることをいいます。

また、滅菌とは、全ての微生物を殺滅、

または全て除去することをいいます。

選択肢1. 高圧蒸気滅菌法

高圧蒸気滅菌法は、

適切な温度及び圧力の飽和水蒸気の中で

加熱することにより、

微生物を殺滅する方法です。

芽胞を含む全ての微生物を殺滅、

つまり滅菌することができますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 低温殺菌法

低温殺菌法は、

100度以下の温度で殺菌する方法です。

芽胞は100度以上の熱にも

耐えられるものがありますので、

芽胞の消毒・滅菌法としては

適切ではないといえます。

選択肢3. 日光消毒法

日光消毒法は、

日光中の紫外線を利用した消毒法です。

芽胞は紫外線にも耐性があるとされており、

芽胞の消毒・滅菌法として

適切ではないといえます。

選択肢4. 煮沸消毒法

煮沸消毒法は、

沸騰水の中で15分以上煮沸することにより

消毒する方法です。

芽胞は100度以上の熱にも

耐えられるものがありますので、

芽胞の消毒・滅菌法としては

適切ではないといえます。

まとめ

芽胞を作る細菌には、

破傷風菌、ボツリヌス菌などがあります。

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03

芽胞を形成する菌には、破傷風菌や、炭そ菌、ボツリヌス菌などがあり、180度で20分もしくは、121度で20分の加熱が必要です。

選択肢1. 高圧蒸気滅菌法

高圧蒸気滅菌とは、オートクレーブでの滅菌で、ステンレス製のものなど、高温と高圧に耐えられる素材のものに対する滅菌となり、芽胞も滅菌できます。

選択肢2. 低温殺菌法

低温殺菌法とは、パスツーリゼーションともいい、食品を60度~70度で殺菌し、牛乳などに用いられます。芽胞には効果はありません。

選択肢3. 日光消毒法

日光消毒法とは、日光の紫外線による消毒法で、結核菌などの殺菌に用いられますが、芽胞には効果はありません。

選択肢4. 煮沸消毒法

煮沸消毒法とは、80度以上のお湯に10分以上浸す消毒法ですが、芽胞には効果はありません。

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