あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問16
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
細胞小器官とその働きの組合せで正しいのはどれか。
- 粗面小胞体 ------------ 加水分解酵素による分解
- ゴルジ装置 ------------ カルシウムイオンの貯蔵
- ミトコンドリア -------- エネルギーの産生
- リソソーム ------------ 蛋白質の合成
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この過去問の解説 (3件)
01
細胞小器官は、細胞の内部にある構造物です。
粗面小胞体は、
細胞におけるタンパク質の生合成や
脂質の合成に寄与しています。
加水分解酵素による分解を
行なっているのは、
リソソームです。
ゴルジ装置は、
タンパク質をまとめ、
分泌する働きがあります。
カルシウムイオンの貯蔵などを
行なっているのは、
滑面小胞体です。
ミトコンドリアは、
細胞の活動に必要なエネルギーである
ATPを供給していますので、
これが正解であると考えられます。
リソソームは、
細胞内や細胞外の様々な物質を
加水分解酵素により分解しています。
蛋白質を合成しているのは、
粗面小胞体です。
細胞小器官には、ミトコンドリア、
リボソーム、小胞体、ゴルジ装置、
リソソーム、中心体などがあります。
それぞれのはたらきについて、
確認しておきましょう。
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02
細胞質の中には、ミトコンドリア、中心体、ゴルジ装置、リボソーム、リソソーム、小胞体などがそれぞれ分化した形態と機能を持って働いています。
粗面小胞体は、たんぱく質を合成したり、また細胞膜の脂質成分もつくります。膜の表面にはリボソームが付着してザラザラの面となるために、粗面小胞体と呼ばれています。
ゴルジ装置は、粗面小胞体から送られてきたタンパク質に、糖類や脂質を合成してタンパク質の形を整える働きがあるため、梱包発送の場と呼ばれています。
ミトコンドリアはエネルギーの合成の場であり、ATPを合成するエネルギーの発電所です。エネルギー代謝において重要な細胞小器官となります。
リソソームは、加水分解酵素を持っていて、異物などを消化処理しています。不要物処理の場と呼ばれています。
細胞小器官は、それぞれの働きの流れを理解していくと覚えやすいです。
図を見ながら、各小器官の働きをイメージすると良いでしょう。
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03
【粗面小胞体】はタンパク質の合成の働きがあります。
また、【滑面小胞体】はカルシウムイオンの貯蔵をはじめ、グリコーゲンの合成やステロイドホルモンの合成など、多様な働きがあります。
2 .ゴルジ装置 ------------ カルシウムイオンの貯蔵
【ゴルジ装置】はタンパク質に糖質などを付加するなどの加工を行います。
3 .ミトコンドリア -------- エネルギーの産生
【ミトコンドリア】はエネルギー産生に働くため、正答となります。
4 .リソソーム ------------ 蛋白質の合成
【リソソーム】は物質を加水分解酵素によって分解する働きがあります。
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