あん摩マッサージ指圧師の過去問 第28回（2020年） 午前 問15

あはき法においての罰金は以下となります。

【50万円以下の罰金に処せられる行為】
　１）無免許ではり・きゅう・あんまマッサージ指圧業を行った者。
（業務独占のため、医師やはり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師以外は認められていません）
　２）虚偽・不正に基づく免許を取得した者（試験後）
　３）守秘義務違反
（こちらは親告罪です。廃業後も守秘義務は残っています）

【30万円以下の罰金まとめ】
　１）医師の同意を得ずに、脱臼や骨折幹部への施術を行う
　２）広告の制限を違反する（認められたもの以外を看板に記入する行為）
　３）消毒義務違反（はり師のみです。はり施術は患部への消毒は義務です）
　４）業務停止命令違反
　５）施術所の届出義務違反（施術所に虚偽の届け出をした場合です）
　６）改善命令を無視し続ける
（保健所からの改善命令をうけた後直さない場合となります）
　７）検査の拒否・妨害をしたもの


1 . 施術所を開設したが必要な届出をしなかった。
施術所の届け出義務違反にあたり、正答となります。

2 . あん摩マッサージ指圧師国家試験で不正行為をした。
50万以下の罰金刑です。

3 . 不正な事実に基づいてあん摩マッサージ指圧師免許を取得した。
50万以下の罰金刑です。

4 . あん摩マッサージ指圧師がはりの施術をした。
はり師の免許を持っていない場合、50万以下の罰金刑です。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、

きゆう師等に関する法律には、

罰金に処する違反について定められています。

30万以下の罰金に処せられる項目は、

・あん摩マッサージ指圧師が医師の同意を得ずに、脱臼または骨折の施術を行った場合。

・はり師が消毒義務を怠った場合。

・施術所の開設、変更、休止、再開または廃止についての届出義務に違反した場合。

・施術所の構造設備の改善や、衛生上必要な措置を講ずべきとの処分または命令に違反した場合。

・業務停止中に業務を行った場合。

・広告の制限に違反した場合。

・業務の報告の届出を怠ったり、虚偽の報告をした場合。

・都道府県知事が衛星上害を生ずるおそれがあると認め、施術者に対しその業務に関して必要な指示をした際に、その指示に違反した場合。

・都道府県知事からの必要な報告を提出、または臨検検査を実地するとの指示に対して、提出を命ぜられた報告をせず、または虚偽の報告をし、若しくは検査を拒み、妨げる、忌避するなどした場合。

となっています。

また、50万円以下の罰金に処せられる項目は、

・医師以外の者が、無免許であん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの施術を行った場合。

・免許を不正に取得した場合。

・秘密保持義務に違反した場合。

となっています。